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Acqua di Biella / アクア・ディ・ビエッラ





No.1
ヌーメロ・ウーノ
Baraja
バラッジャ
Janca
ジャンカ
Bursch
ブルーシ
Ca Luna
カ・ルーナ
Sampleレヴュー

1872年Luigi Cantonoがトリノ近くの街Biellaの中心地で石鹸やキャンドル、香水を創り始めました。この香水は「Acqua di Biella」と名づけられて人気となり、イタリア内の様々な賞を受賞しメダルを獲得していきます。次第に有識者や貴族などの上流階級に広まり、Savoia Royal Family(当時Biellaを統治していたサヴォイア家)からの庇護を受けることとなります。以降サヴォイア家によってブランドは守られてきたのです。もともと1700年代に修道院で製造させていたレシピをもとに創られているクラシカルなイタリアンスタイルの香水で、昔のままのスタイルを守っているのが1種、その他は新しく2000年以降に創られた香りたちです。2007年に新作が発売され、2007年現在で5種類が発売となっています。

このブランドをPROFUMERIA NICCHIAで取り扱うべく、世界進出の際には声をかけていただく予定だったのですが、オーナーが世代交代したことで、とても保守的な娘さんに引き継がれました。この方がブランドを世界に広めることに不安を感じ(長年祖父母が守ってきたブランドを自分の代で悪くするわけにはいかないという保守的な不安です)、アメリカをはじめとする世界の流通を全てストップしてしまいました。そこから2007年に再構築となり、現在ではアメリカ、ドイツをはじめスペイン、スイス等数ヶ国で取り扱いがあります。

このブランドのNo.1以外の香り(新しい香り)をプロデュースしたのはProfumi di Pantelleriaをプロデュースしたイタリアフレグランス協会の会長であるシルヴィオ氏です。ですから、Profumi di Pantelleriaと似た感じのテイストになっています。

プロデュースがシルヴィオ氏ということでとても安心していたのですが、どうやら世界的に流通を切ってしまった際に、プロデューサーであるシルヴィオ氏とも切ってしまったようで、イタリアの別の流通業者が現在の流通を仕切っています。その後2007年の秋になって日本の流通に関して打診を頂いたのですが、信用問題を理由にお断りすることとなりました。やはり、お世話になったプロデューサーといともたやすく縁を切るというのは、お付き合いしていく上での流儀に欠けるなぁ・・・と。

ただ、香りはとても素朴でイタリアらしいハーバルなものになっています。保守的な彼女が守り続ける香りですので、流通が変わろうとも質は落ちないことと思います。(20/12/2007)

※2008年9月より新宿伊勢丹にて取り扱い開始となりました。 (16/01/2009)
※2011年現在、新宿伊勢丹での取り扱いは終了しています。(26/12/2011)

レヴュー済みのものはタイトルにリンクあり
I Luoghi line
Ca' Luna
(2007年)
Bursch (2005年)
Janca (2004年)
Baraja (2002年)
Acqua di Biella No.1 (1871年)

Le Vie della Lana Line
Kid Mohair
(2009年)
Cashmere Twill (2008年)

未分類
Preja Buja (2016年)


Official >>> イタリア語、英語

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