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Angel Schlesser homme / エンジェルシュレッサーオム


<香 調> シトラスフレッシュウッディ
<仕 様> メンズ
<容 量> 75ml
<濃 度> EDT

トップ
ベルガモット
ミドル
ベチバー、ライス、カルダモン、ジンジャー、シダーウッド、ラベンダー、アニス、サンダルウッド、シナモン
ラスト
ファー、オークモス、ムスク、サンダルウッド



お米が入っているのは珍しい香り。最近はケンゾーがライススチームなんてお米の炊けた時の香り(ライススチーム)を出したりしましたけど、このライスもそうなのかもしれません。インドの香り米なんていうのもありますし。



このメンズ、つけた瞬間はわりとありがちなマリン系というか瓜系というか、レディースにも通じるよくある香りが広がるのですが、その瞬間だけであっという間に落ち着きます。そこからが本筋で、ホワイトムスクやかすかなモス、サンダルウッド等の落ち着いたなんとも優しい香りになります。スタイリッシュなボトルもいいのですが、 自己主張しすぎず、格好良さを演出する香りというイメージです。

(23/05/2007)

レディースの発売から2年、最初のメンズフレグランスが発売されたのは2001年のことでした。なんと、この香りは今やGuerlain一族となったThierry Wasserの調香なのです。若かりし日の彼、そうまだGuerlainに入ることなど考えてもみなかった頃の香りです。そう考えたら、無性に肌に乗せたくなったのでした。

上記でマリン、瓜系と記載していた部分はそうした香りではなく、フレッシュノートが要因でした。たっぷりのフレッシュノートが「よくある香り」に思わせた要因なのですが、ライススチームの香りが思いのほか強く感じられ、そこにサンダルウッドやモスが重なり、スパイスがアクセントとなって広がっていく姿は、斬新とまではいかないにしても、とても好感が持てます。このフレッシュノートを止めて、現代風のフレッシュノート、特に少しフローラル感のあるものに入れ替えたり、シンプルなアンバーウッディノートに置き換えたりしたら、今でも全く遜色なく楽しめる香りなのではないでしょうか。残念ながら廃番となってしまいましたが、こうした香りがAcqua Allegoliaにあっても良いのに・・・なんて。

(12/03/2021)

 

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