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Triskell / トリスケル


<香 調> アロマティックオリエンタル
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 8ml
<濃 度> EDP

トップ
小麦、ブルーベリー、アルテミジア
ミドル
コリアンダー、シダーウッド、ベルガモット
ラスト
ムスク、シダーウッド、オークモス、カナディアンバルサム



4月30日の夜から5月1日に開催されるベルタン祭をテーマとした香り。アイルランド、スコットランド、マン島などで開催されているお祭りで、ケルト語でBelは火を意味し、炎の祭りという意味になります。夏の到来と、子孫繁栄、五穀豊穣を願うお祭りで、夜から朝まで火を焚いてお祭りをする地域もあるそう。もともとは牧草地の野焼きから始まっていたようで、野焼きによって大地を清め、灰で成長を促し、大地を目覚めさせるものだったのでしょう。

 

 

家庭で出来るベルタンということなのか、13種類のハーブやスパイスを、13個のグリーンキャンドルと共に燃やして祝うというBeltane Herbal Ritual Incenseというものがあるそう。それは、ホーソン、ベンゾイン、カレンデュラ、カンパニュラ、コパル、フランキンセンス、ライラック、レモン、アーモンド、マーガレット、ヘーゼル、パイン、ローズマリーの13種。展示会では、ケルトの民族音楽が奏者によって奏でられ、関係者に配布されたサンプルは、ドライハーブと共に箱に収められていました。

 

 

香りはアニス調のアルテミジアを中心にスタートします。これはアロマティックだなぁ・・・と感じていたら、やがてファーバルサムの効いたウッディムスクへと変化していきました。とても穏やかで優しく香り、ファーバルサムはオリエンタルというほど強くはなく、松林の奥に入っていくような、ある意味爽快感すら感じます。トップで一瞬だけパウダリーさを感じるのですが、それがきっと小麦のアコードだったのでしょう。トップからラストまで共通してアニス調のアロマティック香が続きますので、フェンネルやアニスの香りがお好きな方にも良さそうです。草原でスタートし、ゆっくりと森の奥に入っていくような香り。

(31/05/2019)

 

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