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Nuit Etoilee / ニュイ・エトワーレ


<香 調> シトラスアロマティックウッディ
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 50ml
<濃 度> EDT

トップ
セドラ、スイートオレンジ、ペパーミント
ミドル
シベリアンパイン、ファーバルサム
ラスト
アンジェリカシード、イモーテル



2012年春の発売。星降る夜というタイトルで、夕暮れに森を散歩しているイメージで作られた香り。ブルーボトルが美しいですよね。

発売直後より海外での評判がすこぶる悪い香りなのですが、だったら僕は好みなのかもしれないと楽しみにしていました。マンドラゴラプープルにファーバルサムを加えた感じだと想像していたらそのままの感じで、決して悪くはありませんよ。むしろ、普段香水をあまり使わない人たちや、精油に馴染みのある人たちには受け入れられやすい香りなのではないでしょうか。香り自体残念ながら星空が全くイメージ出来ない香りですが、日本人にとっては普通にヒットしそうな香りだと思います。(香りで星空を表現するのは難しいですよね)

トップからスイートオレンジとペパーミントが爽やかに香り、次第にミントの中の甘さがバルサムの甘さと重なって消えていきます。涼しげなのはトップだけで、肌に残るのは甘く苦いイモーテルアブソリュートですので、購入の際はラストノートまでしっかり試された方が良いと思います。でも全体的にとても軽やかでEdTというよりもパシャパシャと使いたいサマーコロンな感覚なのです。ただ、問題なのはあまりにもシンプルなこと。パッと模倣を組んでみたのですが、10種程度の香料でほぼ完成してしまうのです。シンプルな香りが悪いわけではありませんが、これは香水というよりもアロマなボディスプレーの雰囲気で、香水として捉えると物足りなさを感じてしまう方もいらっしゃるかもしれません。特に往年のパルファムらしい名香をお好みの方には物足りなく感じられるでしようね。イモーテルアブソリュートはごくごく微量で主張は少なく、キリッとしたグリーンノートとグリーンフローラルノートが上記の調香以外に感じられます。製品としてのイメージは、GuerlainのAqua AllegoriaのHerba FrescaとWinter Deliceを希釈して3:1くらいで重ね付けしたら似た感じの香りになると思います。

(15/05/2012)

この秋、国内発売が決定しましたが、EdPの発売に合わせたのではないでしょうか。上記のレヴューはEdTですのでEdPとは少し印象が変わってくると思うのですが、EdPだともっとベースの甘さと苦味が際立つとしたら、少し夜の雰囲気を感じられるかもしれません。

この香りの中で使用されているファーバルサムはおそらく精油のファーバルサムでアブソリュートではなく水蒸気蒸留のものだと思います。肌に残る苦味はファーバルサムアブソリュートの苦味ではなくイモーテルアブソリュートの苦味だったのです。(イモーテルは精油とアブソリュートの香りが結構違うのです)

全体としてはとても精油率が高く、かなりトップのスイートオレンジが強く配合されているのが特徴です。昔の香りと比べて最近の香りは極めてシンプルに組まれているものが多いのですが、それはそれで楽しく組み合わせを試してみよう・・・と、10月にはこちらの香りの模倣レシピを公開しての模倣セミナーを開催することとなりました。1つ目はムエットを香りながら香料の組み合わせを自ら考える。2つ目は2つの数値をヒントに組み立てる。3つ目は4つの数値のヒントを開示し・・・と少しずつオープンにしていくクイズ形式のセミナーですので、天然香料のお好きな方、こちらの香りがどのようにして作られているのかご自身の手で組み立ててみたいという方、もちろん専門的に調香をスクールで学んでいらっしゃる皆さま、是非チャレンジしてみて下さい。

香れば香るほど日本人好みの香りに思えてきますし、天然香料と合成香料のバランスをどのように取ってまとめると良いのかが隠れているレシピだと思いますから、ご自身でブレンドをされている方には良いヒントを得られる1本だと思いますよ。

(31/08/2012)

 

EdPのレヴューを追記です。昨年からボトルがクリアになってしまい、ブルーボトルではなくなってしまったのが残念なところですが、香りは2つとも存続となりました。上記のボトルの中でもリボンがアイボリーの方がEdTで、センターのゴールドリボンがEdPなのですが、画像を見るとEdPの方が色が薄いんですね・・・。手元のサンプルでは色の違いがわからないほどなのですが、香りの印象は違います。

まず、一番の大きな違いは時間の経過です。ファーバルサムやイモーテルがEdTの方が圧倒的に早いということ。EdTではトップからミドルがさっと駆け抜けてしまい、あっという間に甘く苦いバルサムノートが前に出てくるのですが、EdPの方はアイリスかと思うほどのパウダリーさがトップから香り、ファーバルサムは感じるものの、イモーテルの香りが出てくるまでにかなり時間がかかります。不思議なもので、濃度をアップしただけで香りの印象が変わってしまうことは良くあるのですが、EdPではベースに入っているアンジェリカシードがトップから香っていたのでしょう。EdTの方がイモーテルの甘苦味に終わるのに対し、EdPはどこか少しバニリックな甘さを伴って消えていきます。持続はEdPの方がEdTの倍ほど長いのですが、これでようやく市販のEdTな雰囲気です。EdTはやはりEdCみたいですから。

(19/02/2014)

 

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