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Larmes du Desert / ラルム・ドゥ・デゼール


<香 調> アロマティックオリエンタル
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 100ml
<濃 度> EDP

トップ
フランキンセンス、サイプレス
ミドル
パチョリ、ガイヤックウッド、シダーウッド
ラスト
ミルラ、ラブダナム、ベンゾイン、アンバー、プレシャスウッド



2014年発売の最初の香りの1つ。砂漠の涙というタイトルなのですが、それはいったい何かというとミルラです。フレグランスの生まれた場所、アラビアに対するオマージュとしていますが、香水ではなくてアルコールがアラビア。ゴールドにフランキンセンスとミルラを加えていますので、クリスマスにぴったりな香りだと思います。

展示会で香った際、一番ユニークに感じたのがこの香りです。何故なら、ミルラがとてもアロマティックにオリエンタルに香っていたから。ミルラというのはなかなか主軸というかテーマになりにくい個性なのですが、こんなに生き生きとしたミルラは久しぶりだったのです。トップでは微かにサイプレスがアクセントとなりフレッシュに、でもすぐにベンゾインが甘さを、ガイヤックウッドがスモーキーな部分を見せ始め、全体としてアンバーミルラとなって肌に残ります。ミルラにスモーキーウッディを足し、更にはアンバーでセクシーにまとめたというユニークな香り。

(24/12/2015)

 

 

7年を経て、欲しいものリストにあった香りを手にしました。ところが、調香が以下に変更となったいたのでした。

トップ:フランキンセンス、サイプレス、ガイヤックウッド
ミドル:パチョリ、シダーウッド、ベンゾイン
ベース:ラブダナム、プレシャスウッド、アンバー

いや、確かにミルラは軸となっているはず。でも、以前ほどストレートに香ってこないのです。ムエットではもっともっと生き生きとしたミルラが中東らしく広がっていたはずなのですが、サイプレスのアロマティックノートがシトラスノートの代わりにトップを支え、そこからは何となく樹脂系オリエンタルへと変化してしまったのです。ミルラが以前よりも弱い。存在感が薄い。更には以前感じていたガイヤックウッドのスモーキーなパンチも弱まっています。逆にフランキンセンスの樹脂らしい部分は強まり、全体としてオリエンタルとなって落ち着きます。

ラストノートとして肌に残った香りの中に確かにミルラはあるのですが、どうにも以前ほどのインパクトは感じられません。それでもとてもバランスの取れたオリエンタルさはキープされています。以前の印象はもっと個性的だったのですが、フルボトルからの方がとても使いやすくまとめられた印象を受けるのです。

(25/05/2022年)

 

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