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Sampleレヴュー (Riviera Collection)

3つ目のコレクションは美しいブルーボトルとなりました。フレンチリヴィエラの50年代、60年代、70年代をテーマとした香りたちで、ボトルの中で揺れる金粉は、海の底で舞い上がってキラキラ光る砂のようで、予想以上に美しいです。展示会では、正面から光が当てっていたのですが、実は逆に後ろから光を当てた方が美しいことに二日目になって気づき、ジャーナリストたちはこぞってカウンターの内側から写真を撮影したのでした。(04/06/2019)

 

 

■Riviera Drive (2019年)

グレースケリーとケリーグラントが主演したヒッチコックの映画To Catch a Thief(泥棒成金)のシーンをモチーフとした香り。フレンチリヴィエラをコンバーチブルに乗った二人が駆け抜けたいく。曲がりくねった道を抜けると眼下に広がるエメラルドの海、そして頬をなでる暖かな風。7月の午後のそよ風は、針葉樹やハーブの香りだった。

トップ:レモン、マジョラム、ローズマリー
ミドル:シダーリーフ、アブサン、パチョリ
ベース:カシュメラン、シダーウッド、ムスク

精油感の強いシトラスアロマティックが明るく弾けて始まります。あぁ、もうこれは間違いなく誰もが好印象を抱くだろうという、ある意味優等生的な香り。ハーブ特有の少し美味しくも感じられる部分がレモンでまとめられ、テーブルの上を美味しく彩っているような雰囲気なのです。部屋の中がこの香りで満たされていたら、誰もが深呼吸することでしょう。清々しく、美しく、控えめなベースノートはハーブたちを邪魔することなくそっと支えています。たっぷりと贅沢に使いたい真夏のスプラッシュコロンのような香り。最後はシダーウッドムスクが肌に残ります。(05/06/2019)


■Riviera Lazuli (2019年)

フレンチリヴィエラで過ごす7月のヴァカンスの午後。クルーザーに乗って海を楽しみ、陽ざしを避けて休憩する。そんな優雅な休日を過ごせる日本人がどれほどいると・・・。この香りを楽しむために、出かけなければと話したら、いつでもおいでよ、と言われたのでした。

トップ:レモン、サイプレス、ベルガモット
ミドル:クラリセージ、シダーウッド、ガイヤックウッド
ベース:イモーテル、ファーバルサム、フランキンセンス

アロマティックに弾けてDriveと似た系統に思われる調香ですが、香りは全く違います。それは、アニスリキュールのように白濁した香りに全てが包まれて香るから。その中にはアロマティックなハーブがあったり、微かにソルティーなニュアンスがあったり、フランキンセンスの欠片が感じられたりと様々な要素が詰まっているのですが、ウッディが強かったり、オリエンタルに傾いているわけではないのです。最後はイモーテルやファーバルサムのこってりとした甘く苦い香りになるのかと思ったら、そうではなく飽くまでも、ほの甘い薬草酒のようなテイストのまま消えていきます。(05/06/2019)


■Pomelo Riviera (2019年)

ポメロとはグレープフルーツのこと。これはグレープフルーツがたわわに実ったVilla Pomeloで過ごす、休日の香り。部屋から見下ろす碧い海はヨットが浮かぶ。

トップ:グレープフルーツ、ジャスミン、ベルガモット
ミドル:オレンジブロッサム、ソルト、ローズ
ベース:シダーウッド

丸ごと生搾りの香りを閉じ込めました、というようなグレープフルーツとオレンジの香りが、そのままに弾け、甘くてジューシーで、まるで朝食で生搾りのジュースを飲んでいるよう。シトラスをメインとしたコロンやトワレは各社から、それこそ昔から発売されていますが、少し塩っぽい、それも岩塩っぽいニュアンスが感じられるのは初めてです。マリンノートではなく、ミネラルなのです。それも多いわけではなく、微かなアクセントとして香り、全体を引き締めています。ジャスミンやローズはそれらしさを感じられるほど強くはなく、シトラスとオレンジブロッサムの余韻をけん引し、残り香を美しく彩っています。(04/06/2019)

 

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