シャリマーとはサンスクリット語で「愛の殿堂」を意味しており、愛の同義語だと捉えられています。インドの皇帝が作り出したフラワーガーデン。それはまさにパラダイスだ、と。その世界的にも有名なシャリマーをイメージして作られた香りで、濃厚に交じり合った花々が香ります。ゲランのシャリマーを彷彿とさせるフロリエンタルなのですが、こちらの方がクセが強いかも。付けてしばらくしてからの香りがとても素敵で、妖艶に、艶やかに香ります。パチョリとかベチバーにウッディ、そこにジャスミンやローズががっしりと手を組んでいそうです。ゲランのシャリマーの方はラストノートがオポポナックス風に落ち着くのですが。こちらはパチョリが強く出ており、フローラル系タブーという雰囲気で始まり、ラストノートはオリエンタルバニリックな香りとなって落ち着きます。

(25/11/2008)