*Log in
 *Log out
 *My account

| Top | Books | Topics | PMF | Q & A | Making | Essential | Perfumers |  PRESS |
  

Sampleレヴュー


Black Tea
Red Carnation
Cafe Noir
Incense Tibet
Moksha
Red Tara
Honey
Ambra Tibet
Sweet Patchouli
Lily
Gardenia Rain
Tuberose
Tuberose Diabolique
Frangipani
Kashmir Spice
Fire Wood
Opoponax Intense
Bohemian Rose
Kama
Opoponax
White Lilac
Sweet Almond
Viva
Queen Bess
Palisander



■Incense Noir

世界的に広く使われている「インセンス」の素材を集めたようなレシピですが、インセンスというよりもスモーキーウッディです。

ブラックアガーウッド(ウード)、オーストラリアンサンダルウッド、エボニーウッド、バーチタール、セイロンシナモン、コパイババルサム、アイリス、ミルラ、バーム・オブ・ギレア、ペルーバルサム、ブラジリアンベチバー、バニラ

バーム・オブ・ギレアとはヤナギ科の樹木で、蕾をハーブとして使用するそうです。香りはパワフルなウッディノートがバーチタールのスモーキーな香りと共に香るのですが、フランキンセンスのいわゆる薫香系というよりも本当にお香や樹木を焚いた時のスモーキーな香りです。そもそもバーチタールがそういった香りなのですが、ウッディノートをいろいろと重ねてスモーキーな香りでアクセント付けた、というものです。個性的な香りでありつつも、こういった香りは比較的生活の中で馴染み深いものなのではないでしょうか。肌に残るバルサムの香りは時間と共に軽い甘さが出てきてセクシーになります。(20/10/2010)


■Pearl Musk

いわゆる柔らかくて甘いムスク。ムスクの合成香料だけだとこの甘さにはならないですし、クセもありますのでこれはトンカビーンとかバニラ、アンバーノートに少しシトラスノートを入れて調整した香りだと思います。後は微かにですがローズっぽい雰囲気がありますね。でも、基本的にはトータルで美しく甘いムスクです。パールというキラキラした感じではなくてシルクのように滑らかに肌の上でヴェールを覆う感じの香り方。とてもシンプルですから重ねても良いですし、単独でももちろん楽しめる香りだと思います。忘れた頃に手を洗ったりすると香りが復活してびっくりするのもムスクならでは。(02/06/2010)


■Midnight Violet (2007年)

ユニセックスに作られた深夜の森のブラックヴァイオレット。

ヴァイオレット、ブルーアイリス、アイリス、アースノート、ブラックヘムロック、ガルバナム、ピンクペッパー、シナモン、シダー、サンダルウッド、インセンス、バルサム、モス、シベット、カシミアムスク

ヴァイオレット系はとにかくたくさん香っていますが、これはひときわ個性的な香り。消してクセが強いわけではないのですが、ウッディインセンス系のヴァイオレットになっています。ルタンスやケイコメシェリもウッディ系ではあるのですが、インセンスとスパイス、モスがメンズ触れグランすのベースノートのように香ります。僕はどちらかというと男性の方が似合いそうな気がするんですけど・・・。ミドル以降はヴァイオレットらしさが薄れてインセンスウッディな香りに落ち着きます。


■Rosa De La Luz (2008年)

フレッシュでシルクのようなバラの花弁をイメージした香りで97パーセントがボタニカルエッセンスというほぼ精油で出来ている香り。

ブラックラズベリー、シチリアンベルガモット、グリーンリーブス、ダマスクローズ、ブルガリアンローズオットー、トルコローズアブソリュート、モロッコローズアブソリュート、アイリス、チャイニーズゼラニウム、インディアンサンダルウッド、ベチバー、ローズウッド

まさにこれはバラ精油の香りです。酸味もあってゼラニウムっぽい青さもあってワイルドなバラ精油の香り。精油だけだとどうしてももっともっと強いクセがあるので、いくつかを重ねて「花」として綺麗な香りになるようなまとめたという印象をきちんと受けます。香りは次第に綺麗なローズになっていくのですが、どうしても精油を使っているからかゼラニウムっぽさを強く感じてしまいます。あ、あれですよ。ジョーマローンのレッドロージズを精油だけで作ったらこうなった、という感じになるかもしれません。サンダルウッドとアイリスの残り香がムスクのように感じているのですが、ひょっとしたらちゃんとムスクも入っているのかもしれませんね。残りの3パーセントだったりして。これだけ精油を使っているのなら10mlのParfumが70ドルなのも、60mlのEDPが100ドルなのも納得です。


■White Chocolate

ホワイトチョコレートと言う割りにはミルクっぽさが少なくてビターチョコレートっぽいです。


■Luxe Chocolate

ナッツがいっぱいのクランチチョコレートという雰囲気で、コントワールシュドパシフィックのアムールドカカオにナッツを加えた感じです。これならルークムの方が良いなぁ。


■Honey

リニューアル後のハニーなのですが、この後にまた元に戻った様子です。人気がなかったのでしょうね。なんだか蜂蜜というよりもハニー風フローラルな感じになっていて僕も以前のバージョンの方が好きかも。でも、香水として使い安いのはこちらです。


■Nude Musk

クリーンでセクシーなスキンムスクということなのですが、なんとなく洗剤っぽいムスクで、クリーンパルファムを柔らかくした感じです。サンダルウッド、ベルガモット、ライトムスク、バニラとのことですが、程よい甘さでキレイなムスクだと思います。


■Angel Face

赤ちゃんの肌を香りで表現したものなのですが、説明に苦しむ香りです。基本はムスクなのですが、香りのとらえどころが少なくて、すっきり系の合成っぽいムスクというか、ツンとした部分が出ています。ただ、時間と共にコティのムスクのようになりますね。あまりクリーミーさは感じないので、8割りホワイトムスクと考えて良いと思います。


■Heliotrope

生花の雑味をなくしてクリアにしたヘリオトロープで、生花の持つ印象にとても似ています。そうそう、生花ってコレですよ、と思わずうなずく感じの香り。パウダリーで甘くて少し青くて。生花を知っていた方が楽しめる率が高いと思われる香り。


■Madeline

2007年のクリスマスに向けて発売された限定品で、アラビアンムスク、プレシャスウッド、ブルボンバニラ、アンバー、フィグ、リコリス、ミルクにブランデーとスパイスという不思議な組み合わせ。一見グルマン系にも思えますが、中東系スパイスインセンス風な香りです。どことなくジンジャーブレッドっぽくも感じますが、この香りはクリエイティブで素敵ですよ。


■Orange Flowers

オレンジブロッサムにジャスミン、ナルシス、チュベローズなどを加えたホワイトフローラルの饗宴。

トップ:オレンジブロッサム、インディアンチュベローズ、インディアンスタージャスミン
ミドル:イランイラン、ぺティグレン、グラス、ネロリ、ナルシス、バニラアブソリュート
ベース:バニラフラワー、ナツメグ、グリーンムスク、サンダルウッド、ローズウッド

付けた瞬間から清々しいオレンジブロッサムが香るのですが、オレンジブロッサムの香りは驚くほど持続しません。しばらくするとオレンジブロッサムの香りに重なって薄っすらとウッディが、他のフローラルと共に香ります。その残り香はそこそこちゃんと持続していて、オレンジブロッサムもちゃんといることがわかるのですが、ミドル以降はオレンジブロッサムからジャスミンにスライドしている感じもします。その他はひとつひとつの香りが強く出ていないので、香りまで判別が出来ません。ナルシスの青さもないですし、チュベローズの華やかさ、クリーミーさもありません。青みがあったのはトップノートですね。とても繊細な香りで、ベースノートはとても控えめです。瞬時に溶けてしまう雪のように、肌に吸い込まれていくようなオレンジブロッサムの香り。


■Amber Essence

タイプの違う2種のアンバーにラブダナムを加えたアンバーエッセンスの香り。

ライトアンバー、ダークアンバー、ラブダナム、ミルラ

アンバーはアンバーなのですが、アンバー以外の香りをいろいろと感じまするシトラスもバニラも少しココナッツっぽい甘さもあります。それでもしっかりと香っていると典型的なアンバー香になりますので、甘く、少し苦味をもった樹脂系のアンバーの香りが広がります。


■Golden Amber

高価なチュニジア産ゴールデンアンバーを核とした香り。

バニラの甘さがいわゆるアンバー系のものよりも少なくて、どちらかというとドライな樹脂系の香りで始まります。次第に甘さと少しインセンスっぽい香り、マスティックのようなレモンの香りもしてきますね。思ったよりもすっきりとしたアンバーですが、アンバー独特の香りというか特徴はしっかりと生きていますので、僕はとても好きな系統です。


■Amber Antique

オリエンタルなクラシカルアンバーなタイプの香りを再現したもの。

トップ:シトラス、ベリー
ミドル:ローズ、イランイラン、オレンジブロッサム、アイリス
ベース:サンダルウッド、ベチバー、アンバー、バニラ

付けた瞬間はアンバーの独特の香りが出ましたが、すぐにバニラが出てきます。ベリーの甘さ、フローラルの華やかさというよりもウッディとアンバー、バニラが強くて、なんだかこの香りだけで「アンバーベース」になりそうな気がします。甘さがどっしりとしているわりには香りの持続もそれほど長くなくて、甘いウッディにすぐに落ち着きます。


■Fig

グリーンフィグリーフとドライフィグをメインとしたゴージャスな香り。

フィグリーブス、ガルバナム、シダーウッド、グリーンヴァイン、ココナッツミルク

これぞ、フィグですよ。果実も葉の青さも両方しっかりと感じます。どちらかというと葉のグリーンが強いので、真夏でもまだまだ使えそうな香りです。フィグってココナッツミルクを入れると熟れた果実感が出るんですね。時間と共に葉から果実へ移る感じで、丸ごとイチジクの木です。フィグリーフよりもガルバナムの方が残るので、最後はまたグリーン系の香りに戻ります。


■Fig Wood

インセンスウッディなフィグ系の香り。

フィグ、サンダルウッド、ヒマラヤシダーウッド、ブルガリアンタバコ、カルダモン、コリアンダー、メキシカンライム

とても力強いウッディで、メインはヒマラヤ含めてインドのウッディですよ。その中にフィグが香るのですが、もともとサンダルウッドが柔らかい甘さを持っていたり、ふんわりとしたウッディなためにスパイスで引き締めているという印象です。インセンスっぽさはタバコからなんでしょうね。インセンスっぽさよりもフィグの方が勝っていて時間とともにウッディよりもフィグが前に出てきます。これだったらまだユニセックスで使えそうな香りだと思います。


■Creme Brulee

王道なグルマン系、クリームブリュレの香り。

バニラ、キャラメル、スイートミルク

もう、肌の乗せなくても甘さ、美味しそうな香りが伝わります。焦がしたキャラメルがトップから強く香り、次第に甘さに変わっていきます。もう、そのまま食べたくなるような香りですが、焦がしたキャラメルの苦味は大人っぽい気がします。ただ、しばらくするとプリンのような甘さになりますけど。


■Madame X (Luxe Edition)

マダムXとはどのような女性なのか、香ってみて初めて判るイメージの世界。

コリアンダー、ミモザ、フレッシュヘイ(カットグラス)、ジャスミン、ローズ、ラブダナム、レザー、パチョリ、インセンス、オークモス、シベット、アンバーグリス、カストリウム、マイソールサンダルウッド、プレシャスムスク、バニラ

動物香料が3種もあるということで、期待していた香りです。あまりアニマリックな香りではないのですが、独特の雰囲気を持っています。重厚感と華やかさが混同した香りで、フレッシュ過ぎることもなく、華やか過ぎることもなく、でも重過ぎることもなく。少し捉えどころがない香りかもしれません。最初は独特の重厚感があったのですが、ミドル以降は落ち着き、アンバー、レザー系の香りを柔らかくした感じの香りになります。濃厚さがなくて思ったよりもライトなしあがりで意外でした。もっとどっしり濃厚なものを想像していましたから。(※時間とともにアニマルノートがどんどん出てくるようになりました ! ! でも重くはないです。)


■Linden Blossom

ライムブロッサムと呼ばれる菩提樹の花はハーブティーにも良く使われるグリーンフローラル。

付けたその一瞬に、とっても生花っぽい青さを感じた香りです。すぐに香りが変わりますが、それでも清々しさを持ったグリーンフローラルですね。オレンジブロッサム、少しだけパウダリーなグリーン系・・・ヴァイオレットリーフとか入ってそうな感じです。そこにグリーンフローラルがどっしりと香っています。オフィシャルサイトの方には瑞々しいキュウリのような香りがあるとあったのですが、瓜系特有の香りは強くはないです。とても使いやすい香りで、日本人好みだと思います。これはボトルで欲しいかも。


■Biba

魅惑的な優雅さと退廃的ロマンが混同して流行していた時代にインスパイアされた.ウッディオリエンタルな香り。

ベルガモット、エレミ、ペッパー、インセンス、ヒバ、ヒマラヤシダーウッド、レバノンシダーウッド、パチョリ、ナイトクイーン、サンダルウッド、チュニジアンアンバー、ムスク

精油っぽさがめいいっぱい出ているウッディがメインの香りです。トップにはドライなスパイスとハーブがありますが、その中からめくれるように、あふれ出すようにウッディが出てきます。このウッディ自体に甘さがないので、木材を加工したときに香るフレッシュな木屑の香りに少しパチョリを加えた感じの香りになります。思ったよりもフレッシュに感じるのは木屑のフレッシュな香りに慣れていたからでしょうか。ただ、ラストノートはウッディではなくて、薄っすらとアンバーの香るウッディになります。


■Silk


ウッディノートに少しスパイスとフローラルを入れた感じで、とてもソフトなウッディになってます。桐タンスにフローラルを薄っすらと足した感じです。


■Tiara

タヒチアンガーデニアですが、うーん、ガーデニア系ではあるけれど、やっぱりくちなし、ではないですね。甘く濃厚なフローラルが香ります。タヒチアンガーデニアにブラックココナッツ。


■Madonna Lily


オフ会用の香り。スズランっぽさと甘さが程よく絡んで、わりと生花に近いです!生花の方が雑味を感じますけど、良さを集めたらこんな感じかも。 マドンナリリー、グリーンリーブスにライトムスク。


■Black Tea

お茶とウッディな感じ。グリーンティーではなくて少しくぐもったスパイシーさがあります。わりとドライな感じ。


■Red Carnation


ん?これがカーネーション?と思いました。クローヴはそれほどなくて、渋さのあるフローラルです。でも、こういう花の香り、あるある!と納得してしまうフローラルです。
レッドカーネーション、フレッシュカットレッドロージズ、カサブランカリリー、ナツメグ、ホワイトムスク


■Cafe Noir

少し肌に乗せただけなのに、「コーヒー淹れた?」と聞きたくなるくらいにコーヒーが香ります。顔を近づけると焙煎された感じとかがしっかりあって、エスプレッソのフレーバーですよ、これ。
ブラックコーヒービーン、オールスパイス、カルダモン、フレンチラベンダー、アッターローズ、シダーウッド、パチョリ、バニラ、モカ、サンダルウッド、シャムベンゾイン、アンブレットシード


■Incense Tibet

ちょっと複雑で一言では言えないのですが、調香は
ココナッツ、チュニジアンムスク、モロッコローズアブソリュート、ナイトクイーン、コパイババルサム、ヒマラヤシダー、ヴァージニアシダー、サンダルウッド、インディアンアンバー、バニラ、パチョリ、ベチバー、ミルラ、ベンゾイン

フルーティーさとか現代的な要素が全くなくて、でも渋さとかウッディ前面でもなく、生成り色のイメージです。ベンゾインが香るのかなぁ。とってもソフトな香たちです。インセンスなのに、スモークさはなくて、インセンスっぽさもそれほどありません。


■Moksha

インディアンサンダルウッド、アガーウッド(Oud)、シルバーパイン(松)、ガイヤックウッド、サイプレス、カシミアムスク、マンダリン、タンジェリン

言うなれば、少しシトラスなウッディでサイプレスが効いてます。パティカのサイプスに近いかも。


■Red Tara

意味合い的にはKurukullaのようです。インドの神で、花の矢で仏法の敵を討つんですよね。
http://www.tibet.to/goddess/kurukulla.jpg
こちらも基本は上のものと同じで、ウッディ、インセンス、スパイスです。とても落ち着いた香りですね。


■Honey

蜂蜜なのですが、濃厚な香りがドバーッと溢れます。ハニー、蜜蝋、オレンジブロッサム、アーモンド、だそうです。すごいですね、確かに全てが香ります。少しだけスパイシーさがあるかなぁ。蜂蜜の香りの香水ってルタンスとロクシタンくらいですから、持っていてもいいかな、という感じです。


■Ambra Tibet

チベットアンバー、カルダモン、マダガスカルバニラ、アンバーグリス、シベット
動物香料が・・・と恐る恐る付けてみたのですが、ナンのことはないクリーミーで少しスパイシーなとても使いやすい香りです。


■Sweet Patchouli

インディアンパチョリ、ダークバニラ、アンバー、ムスク
確かに甘いパチョリです。最近好きなパチョリですが、これだけ甘さを加えると女性でも好きな人いるだろうなぁ。オリエンタルで渋くて。


■Lily

オフ会用に間に合わせたくて購入していた香り。マドンナリリーに比べて甘さが少ないので、こちらの方が生花っぽく出来ています。わりとすっきり系のリリーですね。


■Gardenia Rain

上のものに比べてこちらは「雨上がりのガーデニア」なのでしょうが、やはりマリンノートが入っていてすっきりとしています。好み的には上の方がいいなぁ。
ホワイトガーデニア、オゾンノート、ウォーターリリー、レインノート


■Tuberose

ベルガモット、ネロリ、ガーデニア、メキシカンチュベローズ、インディアンチュベローズ、エジプトサンダルウッド、ホワイトムスク、メキシカンバニラ

うーん、チュベローズそのものではないです。バニラとオイルの香りが強くて、ガーデニア、チュベローズ系のフローラルという印象です。下よりもすっきりとした香りです。


■Tuberose Diabolique

インディアンチュベローズ、ワイルドガーデニア、エジプトチュベローズ、アンバー、エキゾチックスパイス、ホワイトカーネーション、ビターオレンジ

上のチュベローズよりも高価なデラックスバージョン。こちらもチュベローズそのものではなくて、チュベローズ、ガーデニア系のフローラルです。上と比べてこちの方が香りが艶やかです。ムエットではすっきりとしていますが、肌に乗せると甘みが出てきて上のものよりも少し甘さは強いかな。


■Frangipani

他社のプルメリアよりも随分甘いんです。フランジパニアブソリュート、チュベローズアブソリュート、ジャスミンアブソリュート、タヒチアンガーデニア、ウォーターリリー、アルバローザ、ヒマラヤシダー、マダガスカルバニラ、ホワイトアンバー
随分贅沢にアブソリュートを重ねてますね。その分、価格も高いです。バニラが強く出ているのですが、南国のイメージだったらこれくらい甘くてもいいのかな。プルメリアだけのシングルノートではないので、楽しむ、という点では良い香りだと思います。


■Kashmir Spice

東インドのスパイス、フランキンセンス、ミルラ、カシミアウッド、トルコローズアブソリュート、ガイヤックウッド
付けた瞬間はスパイスがブワーッと香ってオリエンタルスパイシーな香りですが、次第に甘さが出てきます。ローズはあまり香らないなぁ。フランキンセンスにミルラとスパイスだと香料だけで大好きな組み合わせなのに、香りはちょっとイメージと違うなぁ。


■Fire Wood

サンダルウッド、バヌアツ産サンダルウッド、ナガルモタ(カヤツリグサ科の植物)、レッドシダー、スイートバーチ、フランキンセンス、ミルラ
ウッディが基本で、Fireの部分はあまり感じられないなあ。サンダルウッドとシダーウッドにフランキンセンスという印象です。ムエットではシダーウッドが強いのですが、肌ではサンダルウッドが強くでます。
ナガルモタのオイルは画像の2枚目。


■Opoponax Intense

ヘスペリデス、インディアンアンバー、ミルラ、オポポナックス、フランキンセンス、シャムベンゾイン、トルーバルサム

通常のオポポナックスという香りもあるのですが、こちらはそのデラックス版です。樹脂系満載の香りです。ベンゾインの甘さがしっかりとあって、樹脂系だけでもこれだけ香りが作れるのだと感動です。アンバーもしっかりとあって、パティカのアンバーに近い感じすらします。


■Bohemian Rose

3種のローズアブソリュートを組み合わせ、チュニジアムスクをどっしりとベースにした香りのようです。
ベルガモット、マンダリン、トルコローズアブソリュート、ブルガリアンローズアブソリュート、モロッコローズアブソリュート、ナイトクイーン、オポポナックス、インディアンアンバー、チュニジアムスク

調香だけを見ると凄くしっかりローズで華やかなイメージですが、わりと清楚系です。ローズが香るのは香りますが、華やかではなくて。同時にボトルで購入していたインセンスローズの方が華やかで、ローズがしっかりと主張してます。こっちは少し石鹸っぽさのある優しい香りですね。


■Kama

Kamadevaとも言うインド版愛のキューピッド。愛の神。動物ムスクをベースにカーマスートラを表現。
ムスク、アンバーグリス、シベット、ブラックアンバー、ラブダナム、ブルガリアンローズアブソリュート

うわー、と思うほどの動物香料ですが、香りに刺激臭はないですよ。ブラックアンバーが強いのかなぁ。全体的にほわ〜んとした甘い樹脂っぽさがあって、主張が少ない香りかも。もっとローズのインパクトが強ければいいのになぁ、という感じです。


■Opoponax

リッチなレジンノートということで、オポポナックスをメインにフローラルをベースにしているそうです。
オポポナックス、アンバー、バニラ、ヒマラヤシダー、マイソールサンダルウッド、アイリス、ブラックローズ、ジャスミン、アイリス

思わずこぼしてしまったのですが、こぼした瞬間から甘さが香りました。バニラが結構強いですよ。オポポナックスよりもウッドにフローラル、バニラを感じるなぁ。少しクリーミーでナッツっぽさも感じるぞ。純粋にオポポナックスがもっと前面に出て欲しい感じです。


■White Lilac

早春を告げるライラックの香り。
ホワイトライラック、ローズウッド、ウィステリア

ピオニーから一転して、こちらはスズランっぽさが出ています。そこにグリーンの香りと石鹸っぽさ。あれれ?ライラックってこんな香りなの?グリーンフローラルだったの? でも、これが生花そのものだったら、驚くほど良い香りではないのかなぁ・・・。うーん・・・。


■Sweet Almond

アーモンドの砂糖菓子。クリーミーバニラとスイートムスクをベースにアーモンドをたっぷりと使用。
ビターアーモンド、アプリコット、アーモンドミルク、バニラ、クリーム、ヘリオトロープ、サンダルウッド

あまーいあまーい、アーモンドですよ!!このアーモンドだったら、持っているオートレパートのアーモンドミルクの方が良いかなぁ。そっくりですもん、オートレパートと。甘さはこちらの方が強めなのですが。


■Viva

キャバレーで働く情熱的なダンサーをイメージしているようです。
スーダンブラックココナッツ、スーダンガーデニア、ナルシス、ナイトクイーン、コモロイランイラン、エジプトサンダルウッド、リリー、グリーンバイン

少し不思議な香りです。沢山肌に乗せてないのでなんとも言えないのですが、捉えどころのない香り。いろいろな香りがするんだもん!!甘さもあるとフローラルもあるし、渋さも香っています。少し変わった系のフローラルだなぁ。価格は他のものより高いんですよ。


■Queen Bess

クイーン・ベス、そうエリザベス女王をイメージしたスパイシーフローラルな香りです。
ベルガモット、シナモン、クローヴ、カルダモン、カーネーション、サフラン
グラースローズ、ムスク、イングリッシュティーローズ、モロッコローズアブソリュート、トルコローズアブソリュート、ブルガリアンローズアブソリュート、ラベンダーアブソリュート
サンダルウッド、パチョリ、シベット、アンバーグリス、アースノート

スパイシーフローラルそのものですね。シナモンやクローヴにローズだなぁ。ローズをメインとしたフローラルではあるのですが、ローズ以外も結構香ります。華やかさはあるけれど、使いやすいスパイシーさかもしれません。


■Palisander

パリサンダーって何?と思ったら、Brazilian RosewoodとかEast Indian Rosewoodのことだそうです。ローズウッドなんですね。なんと日本のヒバの樹の香りも組み込まれています。調香をリニューアルしたとオフィシャルに記載がありました。そういう情報をきちんと書いてくれるのは嬉しいなぁ。
パリサンダーウッド、ジャパニーズヒバウッド、アンバー、インセンス、ムスク、ピンクペッパー、シナモン、ベチバー

まさに「ウッディ」。スパイスはあれど、ウッディですよ。ヒバの香りもしますよ!ヒノキ系のウッディな香りが好きな方はこういうのが良いんだろうなぁ。ローズウッドの精油の香りそのものではなくて、いろいろ香るんですけど、トータルでウッディなんです。


profice〜香水のポータルサイト〜