中国語の読み仮名がわからないのでカタカナで。芭蕾というのが会社名を指していてこの香りが最初に作られた香りだそうです。中国に於いてのキンモクセイは食用(香り付け)として今でも食材になっているようです。乾燥させた花はお茶にも入っていますしね。日本でも季節になると香りが街中に広がりますが、中国では比ではないくらいに山1つが香っているのではないかと想像します。(規模が違う)

この香りは基本がシトラスグリーンです。でも、シトラスが薄れた頃になるとキンモクセイっぽい香りが広がり、とてもさっぱりとした使い安いキンモクセイのコロンになります。ベースノートの重さはなく、アプリコットのようなフルーティーさはラストノートまで出てきません。でも十分にフルーティーなキンモクセイで僕は武蔵野ワークスの製品よりもこちらの方が遥かに生花の雰囲気がしていて好きです。ラストノートは精油の香りではないにしても1番生花に近い香りとなって風に乗って漂ってくるキンモクセイらしさを十分に楽しめます。価格の割には楽しませてくれる製品です。驚くことに5元程度のこちらの商品は円高が進む2008年11月13日現在、65円ほどなのです。

(13/11/2008)