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Bergel / ベルゲール



Chic de Paris
シック・ドゥ・パリ
Nuit de Paris
ニュイ・ドゥ・パリ

1899年創設のアメリカはハリウッドのスキンケアブランド。性格な情報が途絶えてしまい、現在の様子も世界展開の様子も何もかもわからないのですが、国内では1948年創業のアーニイ商会が輸入販売を行っていました。戦後は、アメリカ商品が市場に増え、活気と共に流入した時代です。その中で、アーニイ商会はアーニイ化粧品を販売してスタートしたのでした。50年にはフィラデルフィア発のミス・リオルダン(化粧品と香水4種)を輸入販売を開始。

 

 

1952年1月、Bergel of Hollywoodの発売を開始。香水はセダクション No.5、ジプシー、ジェラシー、ドリームの4種で、全7品目でスタート。翌年にラムール、チャーム、シクレシーの3種が追加。54年にはデザイヤー、オブリゲートを発売。1957年にはBeaute de Bergelという高級スキンレアライン24種を投入していく。その中にあったのがChic de Parisでした。その高級ラインの発売を機に、株式会社ベルゲール極東総代理店という別会社が創設されたのです。

 

 

1950年代はBergelを中心としてスキンケアに注力していましたが、1959年には、Chanelの国内代理店として輸入販売を開始。更に60年にはCiroの代理店となり香水を発売。

 


1963年の広告より。

 

そうなると当然のことながら、ChanelやCiroに注力するようになります。Bergelはアメリカの本社の方が頻繁に来日していたようですが、さすがにChanelにはかなわない。

 


1967年の広告より。

 

1959年〜69年の10年間、ベルゲールはChanelの正規代理店として販売をした後、スイスのリーベルマン・ウェルシュリーへと代理店が変わります。リーベルマン・ウェルシュリーはその後1980年になってようやく日本企業と共にシャネルジャパンを創設したのです。ベルゲールとしては途中から残念な流れになりましたが、Chanelを日本に輸入販売していた戦後の企業だったのでした。


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