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Lou Lou / ルールー


<香 調> フロリエンタル
<仕 様> レディース

<容 量> 30ml、7.5ml

<濃 度> EDP、P

トップ
ベルガモット、プラム、グリーンリーブズ、マンダリン
ミドル
ジャスミン、ヘリオトープ、ミモザ、ティアラ、イランイラン
ラスト
トンカビーン、フランキンセンス、アイリス、ムスク、バニラ、サンダルウッド



 

1987年発売の香りで、ティアラはタヒチ語で「花」で、ガーデニアの亜種を指しています。根強い支持があるのがわかります。これはすごい特徴的な香りで、なんだろう、甘いフルーツではなくて酸味のあるトップ。シトラスの酸味ではなくて、もっと甘酸っぱい。ベリー系でもなくて。可愛らしさではなく清楚でもないけどとてもフェミニン。 香りのインパクトも持続も香たちも全てが強いので、初心者注意の香水です。

 



広告に映っていたボトルはキャップ部分が赤いのですが、パルファムの7.5mlはシルバーです。ミニボトルの7.5mlはとても簡素なつくりになっているために広告のものとはまた別なのです。広告のものは果たして30mlサイズのあのデザインのものがあったのか、30mlのパルファムが存在したのかわかりませんが、どちらにしても素敵です。パルファムのボトルはとても重厚感があり、ずっしりとしたキャップが印象的です。また箱とボトルがマグネットでくっ付くという仕組みになっているためにボトル下部には鉄が付いています。そもそもの香りですが、EDPですら濃厚なのにパルファムとなったらどうなってしまうのか不安でしたが、EDPで出ている酸味やグリーン香が随分と丸く抑えられていて、アイリスやバニラ、サンダルウッドなどベースノートが強く出てきています。パウダリーで甘いというベースノートにグリーン調の華やかなフローラルが重なるのですが、EDPほどフルーツ香は強くはないので逆に使いやすいかも。とは言えパルファムですので本当に極少量でとっても香ります。(持続は4時間ほどなのでかなり穏やかです)プアゾンに代表されるバブル期に流行した自己主張の強い系統ではありますが、そろそろリバイバルヒットして欲しい香りです。

(17/03/2009)

 

 

久しぶりにEdPを肌に乗せてみました。あぁ、そう。こんな香りだったと記憶が蘇ったのですが、じっくり香りと向き合うと、ジャスミンとガーデニアのクリーミーなフローラルノートにプラムとグリーンノートがアクセントとなっていたことがわかりました。プラムの少しハニー調の甘さは資生堂のSasoを思い起こさせてましたが、そこにヴァイオレットが時間と共に重なるようになり、フローラルノートがジャスミンとガーデニアから変化していきます。

調香はEdenと同じくJean Guichardで、1つ1つのフローラルノートをあまり際立たせないまま、フローラルブーケにしてパウダリーなスイートウッディムスクのベースに重ねたというのが全体像。Edenにはパチョリが効いたシプレトーンがベースにあり、ムスクと共に残った残り香はとてもシックで美しかったのですが、こちらはその点をバニラとハニーで甘く抑えた、と言う感じです。

 

 

上記のレヴューでパルファムのボトルについて言及していますが、2つ上の画像を見ると、シルバーキャップのものと赤いキャップのものがあることがわかります。小さなものはシルバーがパルファムで、赤いものがミニボトルなのだと思います。大きなものはEdPのフラコンであったのかパルファムであったのか、この画像からでは判断が付きませんが、画像を見ただけでコレクターが今でも多い理由がわかりますよね。

(07/10/2021)

 

 


 

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