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Noa / ノア


<香 調> ホワイトフローラルウッディ
<仕 様> レディース
<容 量> 30ml
<濃 度> EDT

トップ
ピーチ、プラム、フリージア、グリーンノート
ミドル
スズラン、ローズ、ジャスミン、イランイラン
ラスト
シダーウッド、サンダルウッド、バニラ、トンカビーン、ムスク



1998年発売で調香はFirmenich社のOlivier Cresp。息の長い香り。ピオニーとサンダルウッドを中心とした香り。パールバージョン他いくつか限定品も登場しましたが、こちらはその元祖の品。ギリシア語で精神、ヘブライ語では平和を、英語では知ることを、綴りがNoahになるとノアの箱舟のノアとなります。全ての意味わ込めたノアというタイトルなのですね。香りは澄み切ったホワイトフローラルで、微かにスパイシーさを持っています。ジャスミンやスズランにローズを重ねた典型的なホワイトフローラルブーケで、清楚であり涼しげでありフレッシュな香りとなっています。イランイランやトップのフルーツ香はほとんどわからず、ピオニーとサンダルウッドという2つの軸で説明が出来てしまうというのが納得ですね。香りはとてもシンプルで、全てを以って表現したピオニーの香り。サンダルウッドもあまり前には出てこずに残り香の中で柔らかく香たつ程度です。

(14/04/2010)

 

 

 

発売から23年を経ても未だに廃番になっていない香りの1つです。ボトルには真珠をイメージしたプラスティックのボールが沈んでいるのですが、ゆっくりふわふわと液体の中で揺れています。

久しぶりの香りは少し印象が違いました。それはきちんとフルーツが感じられたからです。それはピーチやプラムのようにダイレクトなフルーティーノートではなく、マスカットやペアに近い透明感のあるフレッシュなフルーティーノートで、それがスズラン調のフローラルに重なってフレッシュに広がったのです。そこからはピオニーやフリージアと言われるとそうかもしれない・・・と思うような、少しビターなホワイトフローラルへと引き継がれていくのですが、ベースにあるのはウッディムスクで、透明感とフレッシュ感を損ないわいまま、柔らかく支えています。

 

 

ボトルをお持ちの方はわかるかと思うのですが、スプレー部分のカシメ部分をカバーしている白い部分の端が少しボトルからはみ出て上を向いているのです。それはワッフルを焼いたときにはみ出たカリカリな部分のように薄く、とても欠けやすいのですが、これはどうしてボトルに密着せずはみ出て浮いた形にデザインされているのか気になっていたのですが、上記の広告を見て理解できました。これは真珠の中から出てきた、というニュアンスでデザインされていたのでしょう。ボトルの中にまで入れてしまったらマトリョーシカのようですが。

(12/11/2021)

 

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