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No. 22


<香 調> フローラルアルデヒド
<仕 様> レディース
<容 量> 28ml、7ml
<濃 度> Parfum extrait

トップ
アルデヒド
ミドル
ジャスミン、チュベローズ、イランイラン、ローズ
ラスト
バニラ、フランキンセンス、ベチバー



1922年発売。シャネルが家の装飾に明るいベージュやホワイトを使うようになり、次の時代はホワイトカラーだと決めた時、チュベローズの白い花につながったのですね。 調香はNo.5と同じErnest Beaux。

有名な香りですので、ご存知の方も多いでしょうがチュベローズを核としたフローラルアルデヒドの香りです。これぞ典型的フローラルアルデヒド。一様に「クラシカル」だと感じ、「ご年配の香り」という表現をされそうな香りです。しかし、このアルデヒドはトップでスーッと薄れて行き、中からチュベローズを中心としたフローラルブーケが現れます。甘すぎず、すっきりとしすぎず、やはりこれは「しっかりとした品格」のある香りですよ。ミドルのブーケが過ぎ去ると、次第にベースのフランキンセンスっぽさが際立ち始め、ひょっとしたらメンズだったのかも? と感じてしまうくらいにユニセックスな香りとなって消えていきます。

(30/05/2007)

 

海外限定で発売されていたのですが、Les Exclusifs de Chanelとして定番化された香りです。もともとEdTもリップタイプで発売されていましたので、Chanelの中では知名度が高い香りなのですが、パルファムとなるとやはり高価ですので本当にこの香りをお好きな方しか手にされていないのではないでしょうか。

美しい澱が出ているこのパルファムは8、90年代のものだと思われます。No.5ほど強くないアルデヒドがスパークした後、やはり上記にあるレヴューのようにゆっくりゆっくりとジャスミン、チュベローズのブーケが広がります。ジャスミンはアブソリュートだと思うのですが、チュベローズはアブソリュートではないようです。イランイランとローズも天然香料だと思うのですが、ローズはそれほど前には出てこずに、どちらかというとNo.5にチュベローズを足したような香りです。アルデヒドの微かな残り香と(チュベローズというよりも)クリーミーなジャスミンがフランキンセンスと共に香るのがミドルからラストノートなのですが、これだけしっかりとフランキンセンスが香っているとなると結構な量を投入しているのではないかと思います。バニラよりもベチバーよりもフランキンセンスの方が先に香りたち、最終的にアンバーバニラが肌に残ります。フランキンセンスが多い点、チュベローズがある点、そしてウッディノートではなくアンバーバニラが残る点がNo.5と違うところですね。それでもチュベローズの中のココナッツも強すぎず、甘さばかりが際立つ香りではありませんので、No.5を愛用されている方のセカンドフレグランスとして愛されそうです。

No.5が発売された翌年、1922年の年号であるNo.22。最初にErnest Beauxが提示したNo.1〜5とNo.21〜25はNo.5風のものが多かったのかもしれません。そうすると、No.5とNo.22がバージョン違いであることにも納得が出来ます。

(17/02/2012)

 

K.K.ベルゲールがChanelの代理店だった60年代のパルファムを加え、画像を変更です。ヴィンテージとの比較をしたいところなのですが、どうしても開封できないのです。この形のパルファムは力を入れすぎるとキャップが折れてしまいそうなんですよね。残念ですが、いつか開封が出来たら比較をしてみたいと思います。

(27/12/2013)

 

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