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Diorella / ディオレラ


<香 調> グリーンフローラルシプレ
<仕 様> レディース
<容 量> 50ml、15ml
<濃 度> EDT、Extrait de Parfum

トップ
シチリアンレモン、バジル、イタリアンベルガモット、メロン
ミドル
ハニーサックル、ピーチ、モロッコジャスミン、ローズ、カーネーション、シクラメン
ラスト
ベチバー、オークモス、ムスク、パチョリ



 

1972年に発売となったディオールのクラシックフレグランスで、調香はEdmond Roudnitskaです。長らく廃番になっていたものですが、パッケージとラベルをリニューアルして復活しました。 香りはシプレフローラルでしょうか。

ディオールのここ数年続いている限定の香りとは品格もターゲットも違っていて、クラシックさがたまらないです!!付けた瞬間はレモンとかバジルとかグリーンシトラスな感じですが、しばらくするとフローラルが目立ち始め、同時にパチョリとベチバーが出てきます。シトラスグリーンを取り除くとどこか線香を燃やした時の煙を想像してしまう香りがあります。スモーキーなのですが、フローラルもありますし、シトラスもあるのでメンズではなくレディースのイメージなんですよね。調香だけを見るとしっかりとしたレディースのようなフローラル満載ですが、そこまでフェミニンさを強めている感じではなく、クラシックな品のあるイメージ。国内サイトは軒並み「ライトなフルーティーフローラル」だとコメントをしていますが、本当に香りを知っているのか疑問だらけです。 もちろん、昨今の流行ではありませんが、ディオールの中のクラシックラインとして残すべき良品。

(30/10/2006)

 

 

再販以来、廃番となることなく販売が続いている香りなのですが、その発売当初にあったパルファムのレヴューを追記です。久しぶりにパルファムを手にしたことでEdTとの比較をしてみたのですが、その香りの良さにうっとりとしてしまいました。これは大人の楽しみです。基本的にEdTとParfumは同じで、香りたちが違います。パルファムの方がゆっくりと滑らかな香りの変化で、少し厚みを感じるものとなっています。

 

 

香りはグリーンフローラルシプレで、トップではシトラスとグリーン、そして軽やかなフローラルノートが弾けます。少しハニーを感じさせる甘さを伴ったフローラルノートで、さっぱりとでもセクシーに香るのですが、EdTは時間と共に微かなクセが出てきます。それはクミン。それこそが香りをグッとシックに大人っぽくしていたんですね。クミンを使用してフェミニンさを際立たせるのは30年前、RochasのFemmeで彼(Edmond Roudnitska)が使用した手法です。同じ調香師なのですから、同じ流れを汲んでいて不思議などありませんよね。こちらも色あせない大人のフローラルシプレです。ただ、現行品はFrancois Demachy氏の手によって変わってしまっています。

(27/02/2017)

 

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