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Clean / クリーン


<香 調> フレッシュソーピー
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 60ml
<濃 度> EDT

トップ
グリーンワイルドベリー、ナイトジャスミン、ベルガモット、スイートオレンジ、グレープフルーツ、ライム、ネロリ、ダマセナローズ
ミドル
ヴァイオレット、イングリッシュラベンダー、ゼラニウム、ヘリオトロープ
ラスト
ホワイトムスク



海外セフォラで発売したとたんに大人気となり、特にカナダで長らくベストセラーだった香り。清潔で清々しい湯上りの石鹸の香りはいいものですよね。この香りのヒット後、石鹸系のものがいろいろと発売になりましたが、同じようなものはありません。石鹸系なのですが、実にすっきりしていて爽快感があるんですよ。シュワッとしたラムネのようなはじける香りがします。

EDPとEDTでは香料が異なりますのでご注意下さい。ラムネ、サイダー系と言われて思い浮かぶのはこの香りです。種類も豊富ですので、いろいろ試されると面白いのかも。国内では、「わかば」が取り扱いをしていますので、デパート、百貨店のわかばカウンターで試香が可能です。

(30/10/2006)

わかばの倒産後、正規代理店がフィッツになりましたので、販売箇所も変わっていると思います。

(04/06/2010)

EdPは現行品の中でThe Originalとして残りましたが、このEdTは廃番となりました。この香りが発売された当時は「ナチュラルブーム」の真っただ中であり、自然派という言葉が増えた頃。だから、香水らしくない香り、つまりは石鹸の香りに焦点があてられたのです。日本でも石鹸の香りを求める方がとても多かったことを思い出します。

石鹸の香りと一口に言っても実は様々で、資生堂の懐かしいホネケーキはHoney Cakeなわけでハニーノートの香るスイートムスクでした。オリーヴソープの場合はオリーヴの香りがしますし、ローズなどの石鹸もりあますよね。古い石鹸は基材のオイル(油)の匂いをマスキングするために大量のムスクが使用されていたため、肌に残るムスクの香りが石鹸の香りとして人々の記憶に残りましたが、いつしか基材そのものが脱臭され無香となったため、大量にムスクを使用せずとも良くなりました。

この香りは、そんな時代背景の元に作られた、洗い立ての素肌に残るフレッシュな香りを表現したもので、トップのアルデヒドが実に爽快にシトラスと共に弾けて広がります。Estee LauderWhite Linenや、資生堂Moreなどをシンプルな調香にそぎ落としていったような香りで、ほぼ全て合成香料なのではないかと思います。精油を組み込むことで香りが複雑になってしまっては、テーマに沿わないのです。

女性ターゲットにしたWhite LinenMoreを、もっともっとユニセックスにしたからみんなで使おうよ、と呼びかけたような、ユニセックスな香りがキーワードとなり始めた時代の香りです。香水としては物足りなさを感じるかもしれませんが、とてもビギナーに優しい清潔感のある香りだと思います。

(17/06/2020)

 

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