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Chemistry / ケミストリー


<香 調> スパイシーフゼア
<仕 様> メンズ
<容 量> 100ml
<濃 度> EDC

トップ
ラベンダー、ミント、ネロリ、レモン
ミドル
シクラメン、コリアンダー、ジンジャー、ペッパー
ラスト
サンダルウッド、ムスク、オークモス、シダーウッド、アンバー



クリニークの中ではマイナーなメンズコロン。公式の日本サイトでも記載がないので日本未発売なのかな?と思ったら、2005年4月6日から新宿伊勢丹メンズ館で限定発売されてるみたいですね。 新発売なのではなくて国内限定発売で、1994年の発売。海外のクリニークのサイトでは通常販売されてるのになぜ今まで日本にはなかったのか不思議なほどで、正式なタイトルは、ケミストリースキンコロンです。スキンコロン・・・いかにもパシャパシャとボディフレグランスとしてお使い下さい風な名前ですが、結構しっかり香りますので要注意。

香りとしては比較的シンプルなメンズの香りですが、使いやすいライトなメンズ香です。トップにシトラスとジンジャーのスパイスがピリッと香り、フゼア的なラベンダー香が柔らかに香る落ち着いた香りになっていきます。近い香りはメンズものでありそうな香りで、どことなくアイスバーグのフロイドメンのような感じもします。カジュアルでもフォーマルでも使えそうなマルチなコロンでしょう。

(30/10/2006)

 

恐ろしくシンプルなボトルを久しぶりに手にしました。あぁ、これだった・・・とスプレーしたのは、ラベンダーが軽やかに広がるコロンでした。フゼアのとってもライトバージョン風で、スパイスとシトラスがラベンダーを爽快に仕立てて始まります。力強いフゼアであればダンディさも感じられるでしょうが、これはもともとが若い世代に向けたリフレッシュコロンのようで、メンズのスキンケアを使用する人たちのラインの中にあるコロンというニュアンスです。だから、フレグランスファンの心をくすぐるものではなく、広く一般に受け入れられるものをリリースしたのでしょう。

ベースにはアンバーがありますが、オリエンタルやムスクへと変化していくわけではなく、最後まで軽やかなまま、少しシプレ調の余韻からやがて、アンバーウッディノートとなって消えていきます。メンズのフレッシュノートを用いてリフトアップしたものではなく、シクラメンというスズランに似たフレッシュなフローラルノートでリフトアップした香りで、少しユニセックスに近いメンズ香となっているところに時代の流れを感じます。残念ながらすでに廃番となっていますが、オーソドックスならではの古さを感じない香り。

(09/10/2020)

 

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