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Bois De Filao / ボア・ド・フィラオ


<香 調> フレッシュウッディ
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 100ml
<濃 度> EDT

トップ
レモン、ベルガモット、パピルス
ミドル
ピンクペッパー、ヴァイオレットリーフ
ラスト
パチョリ、フィラオウッド、ホワイトムスク、アンバー



2003年発売。こちらは海外ではレディース扱いのサイトも多いくらいにさっぱりした香りです。ポイントはフィラオですね。タイトルは「フィラオの森」となりますが、このフィラオとは松を意味しています。フィラオはもともと糸状の意味で、松の葉の形からフィラオと呼ぶ地域があるようです。

香りは、トップからシトラスが、ミドルからはヴァイオレットリーブスが香ります。一番強いのはヴァイオレットリーフですね。だから、さっばりグリーンで少しパウダリーです。キュウリのようなグリーンのヴァイオレットリーブスを軸にウッディがからんですっきりと広がります。フローラルの華やかさはないものの、とても落ち着いていて、清潔感のある香りとなっています。そうか、ラストのホワイトムスクに清潔感を感じます。

(24/08/2007)

 

つい先月には商品があったのに、発売から18年を経て廃番となったようです。海外ではウッディフローラルムスクとしているところもあるようですが、香りの印象にフローラルノートはあまりなく、トップではシトラスとピンクペッパーが弾け、ヴァイオレットリーフへと引き継がれます。そこから軽やかなウッディムスクへと変化して落ち着くのですが、このウッディノートが調香にはないベチバー系で、合成香料のベチバータイプのものが軸となっているように感じられるのです。だから、ひょっとしたらフレッシュグリーン系のベチバーがお好きな方に好まれていたのかもしれません。

なかなかこうしたあっさりと消えていくEdTが減ってきましたから、後を引かずに薄っすらと残る残り香は、上述のように清潔感を感じるウッディムスクで、且つベチバーが温かみを感じさせます。真夏でも気兼ねなく使えるグリーンウッディムスクです。

(19/08/2021)

 

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