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Cool Tropic Turquoise / クール・トロピック・ターコイズ


<香 調> シトラスフレッシュフローラル
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 140ml
<濃 度> EDT

トップ
タンジェリン、ベルガモット、グレープフルーツ、ミント
ミドル
フリージア、シトラスフルーツフラワー、ジャスミン、オゾン、ジンジャー
ラスト
ローズウッド、モス、ホワイトムスク



甘い香りのバニラアイランドシリーズが根強い人気のこのブランドですが、真夏の香りも出してます。もともと南国の島への誘いみたいなブランドですから。このクールシリーズは、Cool Tropic PalmとCool Tropic Paradiseという3種類で2005年発売。

香りは想像しやすいまさにスポーツエナジー系で、真夏の汗にもすっきり邪魔にならない感じの香りです。このボトルは青。緑のものはマリン系で、赤はフローラルマリンでした。緑はグリーンだと思うと少し違う、という。 つけた瞬間からすぐにトップすべてが香ります。シトラスフルーツではなくシトラスフルーツフラワーで、オレンジブロッサムやレモンブロッサム調の香りが、ホワイトムスクや控え目なウッディと共に広がります。いかにもマリン系というのは苦手な方も多いと思いますが、そこまで強くはないバランスです。

贅沢に使いましょうという140ml。ボディフレグランスという位置づけでしょうか。多少つけすぎてもあり程度の時間ですぐに落ち着いてしまうので初心者に優しい香りですよね。

(24/08/2007)

 

すっかり記憶の外にあった香りです。今さらながら良く見ると、ラベルにはWomanの文字があります。そうか、ユニセックスではなくレディースとして発売されていたんですね。ではグリーンやレッドはどちらなのだろう・・・と調べてみたら、なんと3種全てがWomanでした。そんなバランスあり?

香りは懐かしくも感じられる「あの頃」の香り。マリン、オゾン系が一世を風靡した時代を思い起こさせるフレッシュフローラルムスクです。とにかくたっぷりの軽やかな合成香料、それも1つ1つの主張が少ないものをたくさん重ね、重ねても厚みのない明るいトーンを軸に、少しずつフローラルノートを足してまとめました、という感じで、全体としてはマリンでもなく、オゾンでもなく、フレッシュムスクという形に落ち着きます。少し時代遅れなテイストであることは否定できませんが、2005年はすでに強めなマリンノートが敬遠され始め、フレッシュノートへの置き換えが始まっていたのかもしれません。マリン、オゾン系の香りが苦手な方でも、トップの一瞬を過ぎてしまえば全く気にならない雰囲気に落ち着くのです。

この香りがWomanであったことがとても意外ですが、香りはとてもユニセックスでフェミニンなパーツは強くありません。可愛らしくもないし、フローラルトーンも控えめです。制汗剤やシャンプー類に良く使われていたような香調ですが、今では逆に探さないとないのかもしれません。いつか、時代は回って来るのでしょうか。

(20/08/2021)

 

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