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L'aimant / レーマン


<香 調> フローラルアルデヒド(新)
     パウダリーフローラル(旧) 
<仕 様> レディース
<容 量> 250ml
<濃 度> EDC

トップ
ベルガモット、ネロリ、ピーチ、ストロベリー
ミドル
ローズ、ジャスミン、イランイラン
ラスト
バニラ、サンダルウッド、ベチバー



1927年発売。調香はFrancois CotyとVincent Roubertで、香りはフローラルアルデヒド。もう、典型的なアルデヒドです。ロリガンよりは香りが持続しますが、半分くらいはアルデヒドというイメージです。ピーチやストロベリーのフルーティーさは全くわからなくて、アルデヒドにホワイトフローラルが重なっています。持続が長いと言ってもこちらも復刻のコロンですからあっという間に香りが薄れてしまいます。アルデヒドが素敵なのですが、これだったらシャネルの5番をパルファムで使用した方が楽しめるように思います。今や幻でしょうけど、当時のパルファムは画期的だったんでしょうね。

(03/04/2008)


タイトルは磁石や魅力を意味していて、この香りを使うことで惹き付ける魅力を纏うことに。可愛い人という意味もあるようですから、使うことで可愛らしい魅力を放つ、ということでも良いのかな、と思います。また、Jacques Guerlainの奥さんは、彼の作った香りよりもこの香りを愛したという逸話も残っている歴史的な香りでもあります。ただ、その当時の香りは現行品とは違ってしまっているようですが・・・。一度廃番になった後、1995年に再販されているのですが、それが今日手にすることの出来るフレッシュな香りです。手元にあるボトルはシプレと同時期に国内流通したという250mlのボトルで、もはやヴィンテージと言える数10年前の製品です。香りは現行品とは全く違い、トップのアルデヒドはとても柔らかで慎ましく、香りはサンダルウッドとバニラを核としたパウダリーフローラルとなって落ち着きます。タルカムパウダーっぽいパウダリーさで、祖母の鏡台・・・という表現がぴったりなのかもしれません。フローラルアルデヒドというよりもパウダリーフローラルと言う方が適切な香りで、ヘリオトロープやアイリスにサンダルウッドとバニラが重なる感じです。スパイスは少しクローヴがありそうなので、トップからミドルではカーネーションっぽい雰囲気も持っています。後感じるのはイランイランやジャスミンでしょうか。香り自体はコロンでとても軽やかなのですがこれが古き良き、リフォーミュラ前の香りなのですね。

(12/03/2010)

改めまして現行品のコロンのレヴューです。上記に記載しました通りにヴィンテージの香りとはアルデヒドの強さが違うのですが、改めて肌にスプレーしてみるとムスクがあるのがわかります。ペタッと貼りつくような軽いムスクがバニラとジャスミン調の香りと共に残っています。いろいろな香料は入っているようですが調香自体がとてもシンプルなのか深みは全く感じられないのですが、軽やかなコロンですからこの程度で良いのかもしれません。アルデヒドが抜けてからの香りはムスクに引きずられて2時間ほど軽く残るのですが、流行品と比較したらこれはこれで残っていて欲しいと思う香りです。

(07/12/2010)

 

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