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Sampleレヴュー

 

■B (2016年)

アロマティックアンバーというのがサブタイトル。

トップ:スイートオレンジ、フランキンセンス、ルシアンレザー、デーツ、ラブダナム
ミドル:ウード、パチョリ、シダーウッド、イランイラン
ベース:アンバー、アンブレットシード、トンカビーン、バニラ

商品の中で唯一価格が10ユーロ高い香り。それは、シトラスアンバーというよりもオリエンタルウッディです。確かにトップからラブダナムの香るオリエンタルな香りで、ウッディノートの軸がウードにあるのも頷けます。少しアニマリックにも感じるラブダナムが、甘くセクシーに広がるのですが、サブタイトルに騙された感のあるどっしり系ですのでご注意を。時間と共にウッディノートが感じられるようになり、アニマリックさは薄れていきますので、ラブダナムがお好きな方であればユニセックスで使える香りだと思います。(20/12/2016)


■C (2016年)

シトラスアロマティックというのがサブタイトル。

トップ:カラブリアンベルガモット、レモン、ピオニー、ジャスミン
ミドル:フランキンセンス、ベチバー、パチョリ、シダーウッド、サンダルウッド
ベース:アンバーグリス、バニラ、ホワイトムスク

ただただ、たっぷりのシトラスにウッディだろうと想像すると、アニマリックでびっくり。もちろんトップではシトラスが弾けるのですが、直後にその中からアニマルノートが登場するのです。これは、シベットではなくアンバーグリスやカストリウム系のアニマルノートで、軽いウッディノートと共にシトラスの残り香に重なり、肌に馴染んで行きます。フローラルノートは強くはなく、ウッディノートも精油ではなく主張するほどのものではありません。でも、アニマリックな部分は持続をせず、最後はシトラスアロマティックムスクとなります。フランキンセンスが全くわからないのが少し残念ですね。(20/12/2016)


■E (2016年)

パウダリーフローラルというのがサブタイトル。

トップ:カラブリアンベルガモット、スイートオレンジ、シチリアンレモン、パイナップル、ブラックカラント
ミドル:ロータス、ジャスミン、ヘリオトロープ、オレンジブロッサム、サンダルウッド
ベース:ホワイトムスク、アンバーグリス、バニラ

香りは確かにパウダリーフローラルです。ただ、アイリスのパウダリーさよりもヘリオトロープの方が強く、パウダリーというよりもスイートフローラル感の方が強いため、バニラの強いフローラル、というニュアンスの方が適格だと思います。香りとしてはシトラスにオレンジブロッサム、ジャスミンがスイートノートでブーケ調にまとめられた、というもの。(20/12/2016)


■I (2016年)

フロリエンタルというのがサブタイトル。

トップ:カラブリアンベルガモット、シチリアマンダリン、ダマスクローズ、ナルシス
ミドル:オーキッド、オレンジブロッサム、ジャスミン、ヘリオトロープ、ハニー
ベース:アンバーグリス、パチョリ、サンダルウッド、ミルラ

香りはフロリエンタルというよりも、スイートフローラルとした方が分かりやすいでしょう。アンバーノートやパチョリのオリエンタルではなく、ハニーが強いのが特徴ですから。全体的にフローラルブーケとなっており、1つ1つの花の特徴は大きく感じられないのですが、オーキッド、オレンジブロッサムとジャスミンを軸にしており、トップでは少しアーモンドのような印象も感じられますので、アーモンド系のスイートフローラルに感じられる方もいるかもしれません。(19/12/2016)


■L (2016年)

ウッディムスクというのがサブタイトル。

トップ:ピンクペッパー、ダマスクローズ、ゼラニウム、ジャスミン
ミドル:ベチバー、シダーウッド、ウード、サンダルウッド
ベース:ホワイトムスク、アンバーグリス、バニラ

香りはウッディムスクというよりバニラウッディです。トップからかなり甘さが強く香り、ツンとゼラニウムがあるかな?という程度のアクセントで、ほぼほぼシダーウッドとバニラとムスクです。とても甘く、温かみのあるウッディノートムスクで、ウードが強くないというのが少し流行に反したというか、オーソドックスなものを目指した感を感じるのですが、それもまた保守的なイタリアらしい面でもあると言えるでしょう。(19/12/2016)


■R (2016年)

オリエンタルムスクというのがサブタイトル。

トップ:イランイラン、ローズ、フランキンセンス
ミドル:ベチバー、パチョリ、マグノリア、ジャスミン
ベース:ホワイトムスク、アンバー

香りは、そのままオリエンタルなムスクなのですが、トップでクセのあるフローラルノートが強く感じられます。それは、ヴァイオレット。ヴァイオレットにベチバーの香ばしさ、パチョリのアーシーな香りが加わり、全てをムスクが包む形でまとめられているというのが全体像。香り自体はとてもシンプルで、あっという間にオリエンタルなウッディムスクに落ち着きますので、フローラル感よりもそちらをメインとした調香となっています。(19/12/2016)

 

 

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