■Bamboo

とってもフレッシュなグリーンなのですが、ガルバナムのような強いツンとした香りではなくて草を刈った時のようなフレッシュな青さです。竹の香り･･･と言われるとこんな香りだったかなぁ･･･という程度なのですが、雰囲気は似ていると思います。竹を割った時の瑞々しい香りの再現だと思います。微かにフルーティーさがあるのが本物っぽさを出しているのかも。基本はグリーンでしかないので、青竹を知らない人は「草原の香り」としか感じないと思います。(ラストノートはアカシアっぽいので僕はわりと好きです)(05/08/2008)


■String Bean

ディメーターにしては珍しくタイトルとは全く違う香りでタイトルは「サヤエンドウ」です。確かにつけた瞬間は青みが強く出ましたが、歯ごたえのあるあのゆでただけのサヤエンドウの香りには感じません。しばらくすると強いアルコール臭があったトップが落ち着くのですが、枝豆っぽい香りにもならないので全く豆っぽくはないんです・・・。これはこれで良い香りかというとそれも微妙で、香り自体が軽くてシンプルですからルームフレグランスにしかならないかも。とは言え、そのままサヤエンドウだったとしてもネタにしかなりませんが・・・。調香されている方はトップに加えるグリーンノートとして使うと良さそうな香り。(27/01/2009)


■Firefly

蛍に香りなんかないわけですからイメージなのですが、これは「蛍の飛び交う夕べ」をイメージしているようです。オフィシャルサイトには春だと記載がありましたが日本では初夏ですよね。6月から7月初旬のイメージです。香りはどうなっているのかと言いますと、蛍の休んでいる草をイメージしているのか草のグリーンノートのみなんです。少し土っぽい香りもしていますし、瑞々しいアクア系のノートも入っているはずです。とすると、アイビーの香りと近いのではないかと思って比較してみたのですが、アイビーの方が香りがクリアですのでどちらかというとポイズンアイビーに近いです。(05/08/2008)


■Cypress

もうサイプレスそのものです。精油よりも実物に近いかねしれません。少し松脂っぽい香りと、葉をつぶしたときに手に残る香りがそのままトスカーナを思い起こさせてくれます。ひょっとしたら精油のサイプレスよりもこの香りの方が僕は好きかもしれません。バスラインだったら夏には良いのになぁ。バルサムファーの香りにも似ていますので、ディメーターのクリスマスツリーとも似ています。(05/08/2008)

■Sandalwood

サンダルウッドの中の主成分の香りがピックアップされたようなサンダルウッドの香りです。ちょっと際立ちすぎている気もしますが、精油にある雑味を全て排除したらこれだけクリアなものが再現できる、と考えた方がよいのかもしれません。サンダルウッドの主成分の香りはあまり詳しくしらない方が多かったりするので、サンダルウッドの香りとはどうなものなのか、ということを知るために香ってみるのも1つの手だと思います。(05/08/2008)