■Sushi

お寿司の香りです。これを香りにしようと思ったのはアメリカならでは、ですよね。お寿司ですからジンジャーも入っています。酸味はレモン。そしてお米と昆布の香りも入れているようですよ。そのままの香りだったとしても楽しいかどうかわからないとても微妙な香りですが、そっくりではないのでご安心を。これは興味本位で試香するだけで十分だと思います。それほど寿司っぽい酸味が強いわけでもなく、お米の香りがするわけでもなく、ディメーターの中では香水っぽい位置にいる香り。寿司の香りを使っているだなんて人に言えませんよね!!(05/08/2008)


■Baby Powder

Johnson & Johnson社が1890年代にイタリアから持ち込んだタルカムパウダーをベビーパウダーとして香り付けして発売したのが発端だそうです。絆創膏のメーカーとして大成していたJ&J社はこれでまた大きくなります。そこで、ベビーパウダーと言えばタルカムパウダーに甘さを加えた誰もが懐かしいと感じるあの香りとなったわけです。バニラの効いた甘いパウダーの香りで、この甘さがあるからこそ子どもに使用出来たのだと思います。Palazzo Vecchioのタルコデリカートはイタリアの古典的タルカムパウダーですからあまり甘さがないのです。だから化粧品っぽくはありますが、ベビーパウダーではないんですよね。(05/08/2008)


■Kahala Pina Colada

1936年に創設されたハワイはオアフ島のスポーツウェアブランド「Kahala」とコラボレートして生まれた香り。もちろんトロピカルで、ピニャコラーダとはラム酒をパイナップルとココナッツジュースで割ったカクテル。あまりパイナップルそのものの香りを打ち出している製品は少ないので、ある意味貴重なのではないかと思うくらいにパイナップルフレーバーが強いです。クリーミーなパイナップルなので、ハイチューとかにありそうな香りです。(05/08/2008)


■Kahala Lava Rock

1936年に創設されたハワイはオアフ島のスポーツウェアブランド「Kahala」とコラボレートして生まれた香り。2004年5月に国内では限定発売された香りですが、廃番ではありません。火山岩というタイトルが付けられているようにハワイは活火山を有する島国です。溶岩、火山岩とは切っても切れない縁だということでハワイらしさを現す香りとして作られたものでしょう。香りのメインはパチョリなのです。なんだかこのシリーズはトロピカルなものだろうと予想していたのでちょっとびっくりしたのですが、重過ぎないパチョリ系のシプレで、オークモスもしっかりと存在します。合成香料のオークモスそのままの香りがしていますので、比較的簡単な組み合わせなのではないでしょうか。最初はパチョリが強く、次第にオークモスになっていきます。溶岩というよりもイメージとしては雨の森なのですが、熱帯雨林的なイメージだと常夏のイメージにも合いそうです。(31/01/2009)


■Kahala Guava Nectar

1936年に創設されたハワイはオアフ島のスポーツウェアブランド「Kahala」とコラボレートして生まれた香り。一転してこちらはトロピカルで渋さのある南国フルーツグアヴァをメインとしたフルーティーな香り。ネクターというほど桃っぽい香りが出ていなくてトップは渋めにミドル以降はさっぱりとした酸味のあるフルーティーな香りが広がります。上記とこのボトルはスクエアボトルではなく角のとれたボトルの形状です。ラベルがスクエア用に作っているようで、とても剥がれやすくなってしまっているのが残念です。改定されたのかな。(31/01/2009)