■Wet Garden

イメージしたのは早春の庭だそうで、直前にはげしく雨が降った復活祭だそうです。きっと当日は晴れ渡り新芽が伸びだす勢いのある春の日・・・なのでしょう。香りは雨上がりの庭というにはキレイにまとまった香りで思いの他フローラルが出ています。草の青さはもちろんあるのですが、グリーンフローラルとして意外にも香水として使えるのではないか、と感じた香り。アクアノートも微かに出ていますが、強く出ていないあたり好感が持てます。(02/02/2009)


■Poison Ivy

ツタウルシのことを指しています。ツタウルシにはUrushiol(ウルシオール)という有毒成分があり、それがアトピーの原因です。そう、この植物は触るとかぶれてしまうんですよ。茎とか葉ではなくて花も果実も敏感な人だと触っただけで発疹してしまいます。たまたま座った場所にあっただけでもかぶれてしまった人があるほど強力な毒素。そんな毒々しいイメージを払拭するために作られた香りで、香りは基本的にグリーンリーフです。何の香りって、「草取り後の手の香り」ですよ。土の香りがものすごく強く出ていて、湿った土と刈ったばかりの草の香りが入り混じっています。肌に乗せるのをためらってしまうくらいに草取り後の手の香り・・・。(05/08/2008)


■Play-Doh 50th Birthday

「香りは記憶を呼び覚ます」と銘打って、幼き日の香りの記憶を捜し求める人々に人気となったわけですが、この香りは幼き日に遊んだ方も多いのではないでしょうか。口に入れても害のない小麦を使用した粘土の定番商品Play-Dohの50周年記念でのコラボレート商品です。残念ながら僕の幼少自体は油粘土が主流だったので、この製品自体全く知らないのですが、油粘土の香りではありません。香りはアーモンドですよ、これ。こんな香りにしてしまったら食べてしまった子どももいるんじゃないでしょうか。(05/08/2008)


■Honey(Glitter)

懐かしくも美味しそうな蜂蜜の香り。濃厚な蜂蜜そのものの香りで、かなり近いです。これを香ってしまうとロクシタンやAva luxeのハニーがとてもキレイに作られていることがわかります。そのものってこういう独特のクセまで再現してこそ、ですよ。ただ、それが好まれやすいものだとは限らないのが難点ではありますが。可愛らしく甘い蜂蜜ではなくて、存在感を主張するメンズっぽくも感じる蜂蜜の香りです。でも、グリッターなので要注意。香りがなくなってもグリッターだけが残ってしまいますから。(05/08/2008)