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D / デー


<香 調> シアーフローラルウッディ

<仕 様> レディース
<容 量> 50ml
<濃 度> EDP

トップ
マンダリンフラワー、ヴァイオレットリーブス、ライチ
ミドル
ジャスミン、イランイラン、スズラン、ペッパー、ナツメグ
ラスト
シダーウッド、パチョリ、サンダルウッド



2005年発売の製品ですが、発売後しばらくの後、早々に姿を消してしまった香り。トップからしっかりとハーブ系、ヴァイオレット等のグリーンが香り、それと共に瓜系、ジャスミン、スズラン系とは少し違った香りがします。ライチのフルーティーさもそれほど強くはなく、少しクセのあるシアーフローラルといった印象です。基本はホワイトフローラルにグリーンというテイストで、ラストのサンダルウッドに落ち着いていきます。清潔感のあるカジュアル系ですね。時折ペッパーなどのスパイスが香りを引き締めており、スパイシーでウッディな香りへと変化していきます。瑞々しい香りなのですが、アクアノートでもマリンノートでもありません。強いて言えば少し瓜系な雰囲気もあるかなという程度なのですが、十分な瑞々しさを持っています。

付けた瞬間からスパークするような激しさもなく、最初から穏やかな香り方をしているのも特徴で、最終的にはハーブ石鹸のような香りとなって肌に馴染んでいきます。

(05/07/2006)


タイトルをディーではなくデーとしたのはドイツ語の発音に合わせたもの。久しぶりの香りはヴァイオレットリーフのツンとしたグリーンで始まったのですが、上記で瓜系と感じていたのはおそらくヴァイオレットリーフの残り香があったからでしょう。ヴァイオレットリーフの合成香料はキュウリに似たグリーンノートなのです。香りはその瑞々しいグリーンだけでなく、スパイスとフレッシュノート、フレッシュフローラルが重なり、やがてはウッディノートに落ち着きます。改めて香ると、たっぷりのフレッシュフローラルを軸に、グリーンノートとスパイスをアクセントとしたトップ、ウッディムスクのベースという構成であり、いつの時代も受け入れられそうな清楚系グリーンフローラルに、スパイスで個性を表現した、というものだったのでしょう。

瑞々しいフローラルだった記憶があり、瑞々しいフローラルの香りが広がるアイリスに合わせて撮影をしたのでした。アイリスの香料はパウダリーですが、花の香りはとても瑞々しいフローラルなんですよ。

(14/06/2021)

 

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