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En Fleurs / アンフルール


<香 調> フレッシュフローラル
<仕 様> レディース
<容 量> 100ml
<濃 度> EDT

トップ

アルデヒド、グリーンノート、マンダリン、ベルガモット

ミドル
フリージア、シクラメン、ローズ、アイリス
ラスト
シダーウッド、サンダルウッド、バニラ、シナモン



1997年発売の香り。1995年にAct2が発売され、1997年にAct2 en Fleurと共に発売された香りです。実質このシリーズは3種類あることになるのですが、ひょっとしたら Act2 en FleurとEn Fleursが同じものなのでは? という疑いもあったりします。もともとAct2はが発売された2年後に、Act2を元に Act2 en Fleursを作り上げたというのが、調香から見たイメージです。 パッケージは確かに3種類あるようなのですが・・・。 調香はFirmenich社のJean-Pierre Bethouart

 



En FleursとAct2 en Fleursの調香を見てみると区別がないサイトもあり、混在しています。2000年以降のエスカーダからは全く感じられない清楚でキレイなフローラルです。香りは軽い石鹸っぽさも持っていて、春風がとても合いそうな軽やかさを感じます。一つ一つの香りは際立っていないのですが、全体としてフローラル石鹸のような感じになっています。唯一あげるとしたらハニーサックルくらいでしょうか。今になって感じるのは、この時代のものはエスカーダもターゲットは大人だったんですよね。最近のものが若い世代になっているだけで。

(17/10/2007)

再レヴューに際し、肌に乗せてみました。バブル期に主張の強めな香りが流行し、それと相反するフローラルブーケが流行し、そこから強めなものはフルーティーフローラルへ、フローラルブーケはユニセックスなアクア系へと変化し、それらがミックスされた現在へとつながって来た過程の中で、バブル期にPoisonを選ばなかった人たちに支持されていた香りだと思います。久しぶりの印象はとても薄く、何が軸なのかもわからない、薄ぼんやりとしたトップノートを過ぎると、マスカットやグリーンアップルを薄くしたような微かなフルーツをアクセントとしたホワイトフローラルが広がります。そこにアルデヒドはなく、グリーンも強くはなく、スズラン調のフローラルノートが軽めなウッディムスクに支えられて清楚に香るというもの。

Act2とEn Fleursはベースが全く同じだったようですが、シナモン調の部分は強くは感じられず、最後まで何一つ主張することなく薄れていきます。声高に自己主張する必要など何一つなく、自然と周囲に溶け込み、悪印象を与えない香りが良い。それはとても日本文化に合っていたのではないでしょうか。リクルートスーツに合わせた白いブラウスのような香り。

(02/06/2021)

 

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