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Dazzling Silver / タズリングシルバー


<香 調> フローラルオゾン
<仕 様> レディース
<容 量> 15ml
<濃 度> EDP

トップ
ワイルドロータス、サンシャインフラワー、リリー、グリーンズ、パープルバニラオーキッド
ミドル
パッションフラワー、ローズ、サンセットオーキッド
ラスト
ジンジャー、アンバー、マホガニー



1998年に発売されたEDPです。現在はすでに廃番となってしまっていますが、Dazzling Goldと合わせて探している人も多いのではないでしょうか。

 

 

印象としては、シアーオゾン系のフローラルグリーンというところで、ロータスフラワーの瑞々しさに少しクセがありアクア系の香りを一瞬強く出しますが、同時に香り出すバニラオがなんともミスマッチ。すっきり系と甘めなフローラルが相反し、なんだか2層に分かれたパラレル感。その後はローズを中心としたフローラルに変化し、ジンジャーのアクセントとウッディに落ち着いて行きます。
トップのいわゆるありきたりなアクア系、瓜系とは少し違うアプローチで一瞬びっくりしましたが、全体としてはとても好感の持てるフレッシュフローラルです。廃番になっても求める人が多いというのも納得です。トップは一言でいうとシャープな感じが強く、バジルでも入ってるのかなと思ったくらいです。グリーンが強いですね。ここ最近の流行を見るとそれほどトップからミドルにかけて大きく変化しないものが多いのですが、これはトップとミドルがかなり違うものの一つと言えそうです。

一方ゴールドはどうなのかというと、フルーティーフローラルなのだそう。50mlや100mlが多い中で、このダズリングシルバーは15mlというのが存在してるんですよ。ミニ香水では物足りないけれど、しっかり試してみたいし・・・という人には良いのではないでしょうか。

(30/10/2006)

 

今更ながら広告を見ると、当時はゴールドとシルバーのパルファムが発売されていたのですね。今であればシルバーはメタリックな香りを使うことが多いのではないかと思いますが、この当時はオゾンやアクア系の冷たさを使用してシルバーの鈍色を表現していたのです。上記のレヴューでクセと記載した部分はアクアティックなフローラルノートで、バジルがあるのかもと記載したのがよくわかる、アニス調の甘さにグリーンノートが重なった香りが広がっていきます。そのスッキリとしたアクアティックグリーンフローラルが一段落するとバニラが広がり、甘さが強く出てくるのです。

トップの印象と、馴染んでからの印象が違う、香水らしいまとまりのため、これはパルファムの方がしっとりと美しく広がったのではないでしょうか。ボトルも可愛らしいですよね。

とても時代を象徴するような香りであったと思うのですが、残念ながら今の時代にはマッチするとは思えません。香りは簡易的なボトルでリリースされているEsteee、Intuition、Beyond Paradise、Cinnabar、Azureeの仲間には入れられずに廃番となったままです。

(10/0/2023)

 

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