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Pleasures / プレジャーズ


<香 調> シアーフローラル
<仕 様> レディース
<容 量> 30ml
<濃 度> EDP

トップ
ホワイトリリー、ヴァイオレット、グリーンアコード
ミドル
ブラックライラック、ホワイトピオニー、カロカロンデ、ピンクペッパー、ピンクローズ、ジャスミン
ラスト
サンダルウッド、パチョリ



1996年に発売された典型的なフローラルブーケで、発売当初は世界各国でトップセールスを記録したエスティーの代表的な香り。とてもフレッシュなフローラルブーケでメインなイメージはスズランです。リリーにグリーンアコードですもんね、スズランっぽくなります。ベースノートは強くはなく、基本はホワイトフローラルブーケのまま終わっていきます。微かにライラックっぽさがあったりするのですが、やはりどうしてもスズランとジャスミンにグリーンノートを足したというのが印象です。

 



ビジュアルのように清々しくさっぱりとした香りは春の薄いシャツに合いそうで、軽やかな雰囲気にぴったりです。待ち焦がれた春の到来を喜ぶ早春のフローラルブーケ。

(01/11/2008)

 

経年劣化と呼ぶのかどうかわかりませんが、キャップが黒ずんで汚れていくタイプのもの。拭いても拭いてもキレイにはならず、アルコールなどを使うとコーティングが剥がれて余計に見苦しい姿となってしまう。今では金属そのものがキャップとなったり、重厚感のあるものが高級感を感じさせるということもあり増えていますが、プラキャップは時代と共に減っています。また、ボトルの中で白く濁ってみえるスプレーノズルも現在では透明なものが主流となってきました。白く見えるくらいなら色を付けてしまえ、ということでカラフルなノズルもあるほど。

香りも経年でトップが劣化していますが、スプレー内の分を出してしまうと、瑞々しい香りに切り替わります。そうそう、これだった・・・と記憶の中のフレッシュフローラルが蘇るのですが、良くも悪くも時代を感じさせるフレッシュフローラルで、大きな特徴というか、つかみどころのないフローラルのまま消えていきます。上記の印象のままで、スズランとジャスミンに透明感のあるフレッシュフローラルな合成香料を重ね、ベースも持続だけを目的とした最小限のムスクに留まっています。ムスクよりも、この時代にムスクのように持続する香料としてヒットしていたのがフレッシュフローラルノートであったり、マリンノートだったりしたのですが、この香りもロータス系(少しアクアトーンを感じるフレッシュフローラルな香料)の軽やかなものをたっぷりと使用して全体をリフトアップしている感じです。大きな特徴も個性もないけれど、その分誰もが使いやすかったのだと思います。シアー系のフローラルからトロピカルなフルーティーフローラルを経て、少しずつ流行も変化したことを思い出させてくれる香り。

(02/03/2023)

 

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