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Sampleレヴュー

 

■Mafiosi (2017年)

マフィアたちというタイトルから、少し危険な匂いのする男性像をイメージしたようです。

トップ:グレープフルーツ、スパイス
ミドル:ヴァイオレット、サンダルウッド、ガジュンバルサム、フランキンセンス
ベース:シダーウッド、ウード、シスタス、ラブダナム、ムスク、タバコ、アンバー

とても時代を写し取った香りだと思います。香りの軸はサンダルウッドにアンバーウッディノートが重なり、いわゆるアンバーウッディ系の香りなのです。それ以上でもそれ以下でもない、比較的良くあるタイプと言ってしまえばそれまでですが、大流行しているタイプの香りであるのは間違いありませんから。ただ、EdPらしい香り方であっさりと消えていくあたりが使いやすいのかな、と。アンバーグリスを活かしたオリエンタルウッディです。(19/06/2018)


■E.G (2017年)

イメージしたのは香港とパリをファーストクラスで行き来し、マンハッタンに暮らすイケメンなビジネスマン。

トップ:ベルガモット、ピンクペッパー、グリーンリーフ
ミドル:ヴァイオレットリーフ、ローズ、シダーパピルス
ベース:モス、トンカビーン、ホワイトアンバー、パチョリ、クマリン

ピンクペッパーが鮮やかに弾けた後、ヴァイオレットリーフのグリーンが生き生きと香り出します。何だかとても懐かしさを感じるようなフレッシュグリーンで、少しレザー調を感じるあたりファーレンハイトをユニセックスにしたようなニュアンスに感じられるかも。香りはそこからクローヴァーのような甘さを湛えたグリーンフローラルへと変化していきます。クマリンが全体を柔らかく包み、とても優し気なニュアンスとなっていますよ。清潔感のある紳士といったところでしょうか。Oriza L. LegrandのDeja Le Printempsのヴァイオレットリーフバージョンな感じです。(19/06/2018)


■Lord of The Chic (2017年)

蝶ネクタイ、ベストや靴に合う、男性をシックに仕立てる香り。

トップ:ローズ、ペルーバルサム、レザー
ミドル:パピルス、パチョリ、ベチバー
ベース:ラブダナム、モス、ムスク、バニリン、ペルーバルサム、ベンゾイン

パチョリとベチバーを大量のオリエンタルノートで包み込んだ香り。第一印象はパチョリとベンゾインだったのですが、ラブダナムとベチバーが印象的なアクセントを添えています。ノンシトラスという潔さで、トップからオリエンタル感を出し、香りはあまり大きく変化せず、オリエンタルウッディのまま消えていきます。甘さもがさほど強くはない分セミオリエンタルとした方が伝わりやすいのかもしれませんが、金属的にも感じられる往年のレザーノートが微かなアクセントとなり、香りをまとめています。(19/06/2018)

 

 

■Noble Spirit (2017年)

少し危険な匂いのするセクシーな男性像。オリエンタルな香りが使うものの魅力を増していく。

トップ:シナモン、シスタス、フランキンセンス、ブラックペッパー
ミドル:ローズ、ウード
ベース:カシュメラン、パチョリ、サンダルウッド

ペッパーとフランキンセンスがアロマティックに香った後、香りは一気に変化してウードとなります。煙幕のようにトップが香り、煙が薄れて後ろが見えてくるような明確な変化で、ウードだけではなくシスタスが非常に良く香り、ミドル以降はシスタスがメインとなって香り続けます。危険な匂いのする男性像を、少しアニマリックにも感じられるシスタスでまとめたという野獣系の香り。とは言え、とても使いやすいオリエンタルですからご安心を。シスタスとラブダナムは同じ植物から蒸留されますが、シスタスは枝葉が入る分ラブダナムよりもアロマティックになるのが違いです。(18/06/2018)

 

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