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Subtil Pour Homme / サブティール プールオム


<香 調> ウッディスパイシー
<仕 様> メンズ
<容 量> 50ml
<濃 度> EDT

トップ
ロータスリーフ、マンダリン、カルダモン、ジンジャー
ミドル
ピンクペッパー、コリアンダー、メース、ヴァイオレット、ダバナ、ナツメグ
ラスト
ドライアンバー、ムスク、パチョリ



2003年発売でSubtilのペアフレグランスです。最近ではペアフレグランスを同時発売するよりも、時間差で発売するブランドも多いですよね。まずはレディースを、ヒットしたら翌年にメンズを発売という。

情熱的な赤とは対照的に、知性的なブルーのボトルです。クリアからブルーグレイのグラデーション。通常のプールオムは個性的というかイチジクの強いフレグランスなのですが、こちらはとてもフレッシュです。シトラスの強いいわゆる快活的なフレッシュさではなく、ハーブとスパイス中心のすっきり、きりりとしたドライな印象です。サイプレスのすっきりした香りに似た感じもしますね。カルダモンは弱いので、スパイシー過ぎる、という印象もありません。実に優等生的な香りではありますが、こういった香りは1本持っていたいな、と思わせる香りでもあります。

(30/10/2006)

 

 

あぁ、懐かしい。思わず声をあげてしまいそうな、一世を風靡したフレッシュ香が広がります。そうそう、メンズのフレッシュフレグランスはどれもこんな感じだった・・・と思い出を掘り起こしてくれました。アクアティックなフレッシュノートにヴァイオレットリーフのようなキュウリ系グリーンノートが重なり、それらが軽やかなスパイスと共に弾けたのです。

精油が多くてはこうした透明感は作り出せず、香りの核は合成香料にならざるを得ません。とても軽やかでシンプルなフレッシュノート、グリーンノートをアンバーウッディ系の香りが支え、そのアクセントとしてハーブとスパイスが少しずつ散りばめられているという調香で、少しミントにも感じられるフレッシュノートが持続をし、最後まで飛沫の爽やかさを残しています。サマーフレグランスとして発売された香りだったのか記憶にはないのですが、最初の香りがフルーティーウッディでしたから、その春夏バージョンとして発売されていてもおかしくないフランカーだったのでした。さすがに時代に埋もれてしまうような、当時良くあった香りなだけに、早々に廃番となってしまいした。

(09/12/2020)

 

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