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Elite / エリート


<香 調> オリエンタルウッディ
<仕 様> メンズ
<容 量> 50ml
<濃 度> EDT

トップ
グレープフルーツ、ベルガモットリーフ、ジュニパーベリー
ミドル
パチョリ、ラベンダー、シダーウッド、ファーバルサム
ラスト
サンダルウッド、ベチバー、オークモス、チュベローズ



 

「成熟した大人のウッディな香り」と公式にある通り、メンズらしいメンズ香りです。トップのグレープフルーツやベルガモット等のシトラスの甘酸っぱい感じが若干ありますが、タバコを感じさせるオリエンタルです。あの、たばこを吸った後に手に残るタール香を感じさせるのです。ダンディ系の香りの中でもタバコ、レザー系の香りはいろいろありますが、これが最も顕著に香ると思います。 ジャンフランコフェレのウォモをお好きな方は少しフルーティーさを足した感じになりますのでお試しになるといいかも。

(06/04/2007)

 

 

1851年のカタログに掲載されているというLotion Eliteというローションにちなんで名づけられた香り。それが香水として発売されたのは1979年のことで、そこからじわるヒットでフローリスの中でもロングセラーの香り。特にイタリアで支持を得ているのだそう。

時代と共に調香は変わっているようですが、ファーバルサムの効いたウッディオリエンタルは変わっていないようで、ファーバルサムがタバコアブソリュートを感じさせ、ダークなオリエンタルとなって広がっていくのです。クマリンの要素があったらもう少しフゼア寄りになっていたのかもしれませんが、オリエンタル色が強く、ラベンダーの持続は短いため、そこまでフゼアには感じられないのです。オークモスはきちんとアブソリュートが使用されているようで、パチョリと共にベースを支え、深みを感じさせるラストノートへとつながっていきます。以前はとてもダンディに感じられていたのですが、14年も経つと経験値がそう感じさせるのか、自分がその年代になったのか、とても安心の出来るオリエンタル香に感じられ、ロングセラーである理由が理解できたのでした。ジュニパーベリーなどのピネン類がファーバルサムに重なって香り、精油感が感じられるところもこの香りの良さです。久しぶりに試すことで良さを再認識した1本です。

(11/11/2021)

 

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