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Seringa / セリンガ


<香 調> フレッシュグリーンフローラル
<仕 様> レディース
<容 量> 50ml
<濃 度> EDT

トップ
ライトグリーン、シトラス、マンダリン、ベルガモット
ミドル
グリーン、フローラル、スパイシー、リリー、ジャスミン、ローズ、カーネーション、イランイラン
ラスト
ウッディ、ムスク、アンバー、トンカビーン



とてもフレッシュなフローラルです。セリンガは「梅香卯木(バイカウツギ)」の花のことで、セリンガの花はすっきりとした繊細な香りがします。その花のイメージと香りを基本とした香水ですが、生花と似ているかと思うと期待はずれとなりますのでご注意下さい。

すっきりとしたグリーンフローラルが中心なのですが、ベースにクラシック的要素がありレディースというよりユニセックスになってる感じになっています。どことなく入浴剤にありがちな香りなのかもしれませんる清潔感があり、すっきりとオリエンタルにはならないグリーンフローラルです。

(06/04/2007)

 

残念ながら近年廃番となってしまいましたが、長く発売されていたFlorisの中ではロングセラーな香りでした。少し方向性が変わりましたよね。ラベルは日に焼けて文字が読めなくなってしまいましたが、香りは昔のままのグリーンフローラル。グリーンノートがとても良く効いているのですが、それはグリーンフローラルに使用されるタイプのグリーンノートで、キリリとした背筋が伸びるタイプのグリーンノート。アロマティックではなく、ハーブ類にありがちなピネン類もなく、ただフローラルノートを明るくフレッシュにするためだけのグリーンノートが広がっていくのです。

セリンガとは上記にも記した通りにバイカウツギを意味しているのですが、海外ではライラックのことを指すこともあります。綴りが少し違いSyringaなのですが、ひょっとしたらこの香りはライラックを表現していたのではないかとミドルノートで思い始めました。そう、ライラックはグリーンフローラル。それもハニーノートの効いたグリーンです。ベースに少しモスがあればクラシカルで馴染の良いグリーンフローラルシプレになっていたことと思いますが、これはそのクラシカルさをモダンに切り替えることで時代に合わせていたのでしょう。ラストはNo.19のラストノートからベチバーを抜いたようなハニームスクがグリーンフローラルの残り香に重なって広がっていきます。

(26/11/2021)

 

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