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Wedding Bouquet / ウェディング・ブーケ


<香 調> フローラルシプレ
<仕 様> レディース
<容 量> 15ml
<濃 度> EDT

トップ
不明
ミドル
ラスト



1981年にご成婚されたチャールズ皇太子と故ダイアナ妃の皇室行事記念として1986年5月に作られた香り。5000本の限定品でシリアルナンバーは2120で、ボトルの裏面にはきちんとCharles & Dianaと記載されています。もともと1981年にFlorisからお2人のご成婚記念として発売されていた香りを日本のために15mlにして量産したというものです。(当時の日本代理店であるフローリスジャパンによる販売です)

1986年の5月と言えば政府に皇賓としてお2人が招かれ、青山通りをパレードして10万人近くが沿道集まったという時期です。ダイアナ旋風に日本が沸いていた時代、その時を記念してFlorisが限定発売したものなのでしょう。

今年はウイリアム王子とケイト・ミドルトンのロイヤルウェディングを祝う香りとしてリフォーミュラされて全く別の香りとなって再販されましたが、それとは別のチャールズ&ダイアナバージョンというオリジナルなのです。今年のバージョンは比較的ありがちで分かり安いホワイトフローラルですが、オリジナル香りはシプレ調で格式高く作られています。香りは時代を映す鏡のようなもの。ここにもきちんと当時の流行が反映されているのですね。庶民派カジュアルなものではなく、イギリスらしいクラシカルさを保持した品の良いフローラルシプレで、少しドライにまとまっています。ローズやジャスミンがメインで、ラストは時間と共にパチョリではなくオークモスが主張するシプレです。こういう香りを今も残してくれたらFlorisをもっと好きになっていたのに・・・。

おそらく1981年以前は別の方たちの香りとして発売されていたのでしょう。別の方たちの香りがヴィンテージとして残っていたとしたら、それはどのような香りだったのかロマンが広がります。

(29/11/2010)

 

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