もっとも古いエミレーツ貴族の1つ、150年の歴史があるというAl Masaood家のAbdulla Al-Masaoodと、Emilie Dewellが創設した中東のパフューマリー。AM Perfumesというブランド名で5種の香りをリリースしていたのですが、2018年ボトルを全てリニューアルし、再スタートとなりました。

Emilie Dewellさんはもう長く10年ほどAM Perfumesにいて、2016年からリニューアルに向けて動き出していたそう。だから、発売までに3年近くかかっているわけです。

一方Abdulla Al Masaood氏はさすがな中東エミレーツ家。AMS(Abdulla Al-Masaood and Sons)という企業の代表であり、多角経営のファミリービジネスを行っています。

ボトルはヤシの木の幹をイメージしてデザインされており、ブランドロゴはヤシの葉を上からみた様子がデザインされました。また、ブランド名は他のどの国にも同じ言葉が存在しないというアラブの言葉で、ヤシの花が咲くという意味なのだそう。

ボトルはパッと見るとプラスティック風ですが、実際手にすると豪華さが伝わります。どっしりと重いガラス製で、とてもエレガントなつくりになっていますから。大量生産品ではなくオリジナルデザインにより、職人が1つ1つ仕上げているものであることがオフィシャルに掲載された画像から読み取れます。75mlと125mlが185、250ユーロなのですが、75mlは125mlのものより四角のブロックが少なくなり、高さが変わります。

タイトルを見る限りは、以前のものと調香は同じようにも見えますが、少し調香は変わっているのかもしれません。その辺は次回お会いした際にお聞きしてみないと、ですね。調香はOlivier Pescheux、Michel Girardなどを起用しています。(14/12/2018)