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Sampleレヴュー

■The Green Carnation (2013年)

A Reboursがレディースだったのに対し、メンズとして作られた香り。当初はスポイト瓶に入っていましたが、リニューアルによりスクエアボトルとなりました。

 

 

トップ:カーネーション、グレープフルーツ、コットンフラワー、カモミール
ミドル:ピンクペッパー、ベチバー、イランイラン
ベース:フランキンセンス、ウイスキー、ムスク

これは、グリーンフローラルなカーネーションではなくて、グリーンのカーネーションをイメージした香りなんですね。香りはスパイシーなフランキンセンスがトップで弾け、そのフランキンセンスを楽しんでいるとゆっくりとカーネーションへと変化していきます。メンズにしておくだなんてもったいないユニセックスで、時間と共にチャンパカっぽいイランイランがアクセントとなって香るようになります。とても滑らかでセクシーな香りとなって肌に溶けていきます。オフィシャルの映像ではボトルを通してタトゥーの入った男性の身体が映し出されるのですが、男性が使うと確かにとてもセクシーだと思います。(24/07/2018)


■A Rebours (2012年)

グリーングラマラスムーヴメントと名付けて発売された最初の香り。ファーカバーに20mlのEdPが収まり、リフィルも発売されていました。ネオングリーンとドイツのレッドフォックスの毛皮、前衛アートとカントリーサイドの融合です。

 

 

トップ:ベルガモット、フリージア、ガルバナム、オレンジブロッサム、カルダモン
ミドル:ブラックローズ、マグノリア、ジャスミン、クミン、オスマンサス、カーネーション、ヴァイオレット
ベース:シベット、カストリウム、オークモス、パチョリ、ムスク、シスタス、アンバーグリス、チャイニーズシダーウッド

近年でこそ流行のクミンですが、2012年からこんなにフローラルにクミンを合わせた香りがあったんですね。文句なしでカッコいいです。基本はグリーンフローラルなのですが、そこにカルダモンとクミンが重なり、とてもアーティスティックなニュアンスを広げています。ベースの部分はそれほど強くはなく、アニマリックになることも、オリエンタルになることもないままフローラルを支え、余韻をけん引していきます。ベースの要素はおそらく入っていることが重要というファーの部分なのでしょう。ChanelのNo.19にクミンが入った様子を想像してください。とてもユニークでしょう? (24/07/2018)

 

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