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Gai mattiolo uomo / ガイマッティオーロ ウォモ


<香 調> フレッシュウッディ

<仕 様> メンズ

<容 量> 75ml
<濃 度> EDT

トップ
ベルガモット、ネロリ、スターアニス
ミドル
ゴルゴニア珊瑚、クラリセージ、ローズ、ペッパー、コリアンダー
ラスト
サンダルウッド、ガイヤックウッド、ムスク



1998年の発売。テーマは「夢と現実の通訳者」・・・。これでは何のことだかわからないですよね。ゴルゴニア珊瑚という鎮静効果の高い原料を採用しているそうです。ボトルの下部は古代ローマ風の円柱とその上に伸びる人間のボディを表す曲線となっているそうです。

香りは、明らかに夏向きのものなのに、甘いですね。甘みがあるのですがとてもすっきりしています。乾燥したエアコンの中ではすっきりと夏を感じさせてくれそうなのですが、真夏の屋外ではベタついてしまうかもしれません。ドライな地域であれば全く問題ないと思いますが。すでに廃番が決定してしまっているようで、見かけなくなりました。海外サイトではまだありますし、イタリアにも05年夏にはありました。

(30/10/2006)

 

 

19歳でミラノのプレタポルテコレクションでデビューし、Diana RossやPinkの衣装をデザインしたことでヒットした若手のデザイナーで、90年代から00年代に大ブレイクした方です。香水もその頃に一番多くリリースされていたのですが、活動は止まることなく続けられているものの、香水は発売がなくなってしまいました。

Alberto MorillasとMaurice Roucelというドリームチームの調香で、アニスの薬のような甘さにたっぷりのフレッシュノートが重なり、サマーフレグランスの王道となって広がります。マリンノートでもオゾンノートでもなく、アクアノートに近いフレッシュノートをたっぷりと使用したサマーフレグランスで、セージやコリアンダーをアクセントに、アニスの甘さわ加えたもので、ベースのウッディムスクの主張は強くはなく、フレッシュノートをフレッシュなまま支えています。香料の中で際立つのはアニスの甘さだけで、ハーブ類もフローラルノートも強く前に出ることはなく、基本的に合成香料の香りが主体となっているため、説明がなかなか難しいのですが、現在ではなかなかこうした香りが減ってきたというか、こうしたフレッシュノートが多量に使用される調香が主流ではなくなったため、少し時代を感じさせる香りとなってしまいました。

スタイリッシュでローマ出身の彼らしいボトルは、今でも古くはなくキラキラと輝く清潔感を感じさせます。シンプルなドレスシャツが合う、初心者に優しい香り。

(19/07/2021)

 

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