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Ferre by Ferre / フェレ バイ フェレ


<香 調> パウダリーフローラルアルデヒド
<仕 様> レディース
<容 量> 50ml
<濃 度> EDT

トップ
ピーチ、レモン、アルデヒド、ネロリ
ミドル
カーネーション、ローズ、イランイラン、アイリス
ラスト
バニラ、サンダルウッド、ベチバー、トンカビーン



1991年発売。「恋の手榴弾」というキャッチフレーズでした。手榴弾の形ですよね。香料に記載はなかったのですが、珍しく藤の花(ウィステリア)の香りが組み込まれているとのこと。香りは少しパウダリーなフルーティーフローラルといった印象です。香りも非常に落ち着いた柔らかな感じです。華やか過ぎず、落ち着きすぎず、しっとりとしたライトパウダリーな香り。

(30/10/2006)

 

 

手りゅう弾をイメージしたボトルを使った香水はAgent ProvocateurVictor & Rolfにもありますが、Hugo Bossの丸いボトルが本当に手りゅう弾として使われそうになったロンドンのテロ事件以降、アルコールが危険物扱いとなりました。とんでもなく迷惑な話です。

久しぶりに香ると、当時は全く印象にはなかったアルデヒドが広がり驚かされました。そうか、フローラルアルデヒドだったんですね。特にアルデヒドはスパークしますので、手りゅう弾にはぴったりです。アルデヒドの効いたフローラルノート、特にネロリやイランイランを軸としたホワイトフローラルが軸で、すぐにオリエンタルなサンダルウッドベースへと引き継がれていきます。2000年代のフルーティーフローラルの波が押し寄せる前の、貴重なフローラルアルデヒドだったわけです。

あれ? これはひょっとしてガラスではなく強化プラに黒編みが着せられている? と思うほど軽さがあるボトルで、バスオイルはゴールドバージョンでした。キャップのペイントがとてもチープで劣化してしまっていますが、もともとクラシカルなフローラルアルデヒドは時代遅れにならず、今でもしっかりと楽しめます。

(27/01/2021)

 

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