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Ferre / フェレ


<香 調> ライトパウダリーフローラル
<仕 様> レディース
<容 量> 100ml
<濃 度> EDP

トップ
ベルガモット、メロン、パイナップル、アイリスリーブス
ミドル
アイリス、イランイラン、マグノリア、フリージア、スズラン、ローズ、ジャスミン
ラスト
アイリス、サンダルウッド、アンバー、バニラ、ムスク、バスマティ



2005年イタリア先行発売で調香はPierre Bourdon。とてもシンプルながらエレガントなボトルで、ボトルの底にFERREの文字が刻まれています。

 

 

まず香料としてはトップにアイリスがあり、ミドルとベースそれぞれにアイリスがあります。そう、今回のキーノートはアイリスなのです。で、トップはフルーティーに、ミドルは豪華なフローラルブーケ、そしてベースにはバスマティというインドの香り米が配置されています。

付けた瞬間はフローラルフルーティーっぽく感じますが、次第にフルーツが消えると濃厚に感じられたフローラルが、引き潮のようにさがり、アイリスに引き継がれていきます。もともとアイリスはトップから強く香っていますが、そけほどパウダリーではなく、とてもソフトな香り方をしています。

(19/05/2007)

記憶の中でも、アイリスの印象が強かった香りです。久しぶりに試した肌の上では、まずはフルーツが勢いよく香り、そこからスイートパウダリーなアイリスへと切り替わっていきます。フローラルブーケはとても柔らかで、1つ1つの香り、特にローズやジャスミンのようなものは感じられず、単品香料を重ねて1枚の布にしたようなエッジの全くないまろやかなフローラルとなって広がります。そこにアイリスが重なるのです。アイリスの香料はサンダルウッドやムスクととても相性が良いですし、トップから香るフレッシュな香料や、ミドルになるパウダリーなもの、ベースノートになるウッディ調のものと種類が豊富です。そうしたアイリスをいろいろと重ね、長くアイリスが香るように仕立てたのでしょう。最後はウッディというよりもハニームスクとアイリスが残ります。

今香るととてもユニセックスで、これならば男性でも違和感なく使える香りだったのでした。廃番となっていますが、まだ市場にはある香りですので、どちらかで見かけたら是非お試しいただきたい香りの1つです。

(01/02/2021)

 

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