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Gieffeffe / ジーエッフェエッフェ


<香 調> フレッシュフローラルウッディムスク
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 100ml
<濃 度> EDT

トップ
ベルガモット、オレンジ、ピーチ、オスマンサス
ミドル
ローズ、ジャスミン、カルダモン、ナツメグ
ラスト
パチョリ、サンダルウッド、モス、アンバー



1995年発売。 ディオールの主任デザイナーを辞めた後に出したブランドです。フェレのカジュアル版ということで、無駄をそぎ落としてシンプルにシンプルに仕上げたボトルです。清潔感のあるいわゆる石鹸系で、フローラルすぎない石鹸系。クロエのイノセンスとJ.Loのグロウとの中間にレモンを入れた感じでしょうか。トップからはシトラスにジャスミン、ローズが中心の香りが香ります。スパイスも強すぎず、ゆっくりとサンダルウッドの柔らかな香りへと移行していきます。年中使える便利な香りで、思わずストック買いをしてしまったほど。

(30/10/2006)

 

 

Michele SaramitoというRobertetの女性調香師による香りで、この香りが発売された1995年頃はちょうどユニセックスという文化が広がりつつある時代でした。CK Oneが世界的なヒットとなっていたのが94年だと書くと、イメージできるのではないでしょうか。今ではそれがジェンダーレスという言葉になりましたが、ユニセックスであることを打ち出した香りはまだあまりなかった時代の中で、上記の広告のようにどちらも使える、誰でも使える香りとして発売された香り。

シトラスにフローラルとスパイスをユニセックスに織り込み、最後は素肌感のあるムスクをサンダルウッドと共に残すという、少し特徴的でセクシーな香りとなっているのですが、この香りの特徴はムスクにあります。トップから軽やかに広がるEdTのため、コロン感覚でたっぷりと使いたくなるのですが、ムスクが思いのほか長く強く残り、それは翌日まで続くほどです。そう、この時代はムスクのセクシーな残り香も人気だったのです。翌日まで残った仄かなムスクは体臭に馴染み、誰もがとてもセクシーで心地よく感じられるはずです。

当時は100mlのEdTが4,500円ほどだったのですが、価格以上の良さがあり、思わず廃番を恐れてストックした香りでもありました。ドイツで宿泊したホテルのロビーで、使い捨てカメラと一緒になった珍しい缶入りコフレ(当時で70ユーロ弱)を見つけ、購入したのも良き思い出で、100mlと200mlがありました。上の画像で横になっているボトルが200mlなのですが、結構大きく存在感があります。また、200mlはボトルに文字がシールで貼られていますが、100mlはペットボトルのラッピングのようになっており、ミシン目で剥がすと上記の広告のようにブランド名だけの形になります。その方が断然美しい。そしてスプレーの上部にはGFFの文字があるのですが、その3文字のイタリア語発音がG(ジー)F(エッフェ)F(エッフェ)なのです。

(26/01/2021)

 

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