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In to the Blue / イントゥー ザ ブルー


<香 調> ライトフルーティーフローラル
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 50ml
<濃 度> EDT

トップ
ベルガモット、露、イラクサ
ミドル
ホワイトオーキッド、スイートピー、シクラメン
ラスト
サンダルウッド、ソイウッド



2002年の免税店限定フレグランス。パッケージには青空と太陽の反射光が描かれています。まさにそんなイメージで、爽快なピュアフルーティーフローラルなので一般的に使いやすい香りです。持続こそ短いですが、そこはサマーフレグランスですから、持続よりもすっきり感ですよね。酸味のある香りがトップから、すっきりしたフローラルへ変わり、ラストはうっすらとサンダルウッドが続きます。結構ファンの多い香りだと思いますよ。

(30/10/2006)

 

 

あぁ、あったあった。こういうのあったよね、と当時を知る方ならば懐かしく思い出す香りなのではないでしょうか。時代が変わるとこうも見え方が変わるものかと思うのですが、四角のプラキャップは今の時代には合わず、あの頃よりもチープに感じられてしまいます。逆にボトルの底はカーブして盛り上がっており、ペットボトルの底のように上げ底になっています。こういうスタイルは今でもなかなかありません。

そうそうそう、と懐かしさがこみ上げる香りは、合成香料のみで作られたかのような軽やかさで、フルーツ系の、それもマスカットやペアを思わせるフレッシュな香料をトップに配し、そのフレッシュで明るいフルーティーさを前面に押し出しつつ、フレッシュノートとフレッシュなフローラルノートでボリュームアップしています。透明感のある香料は、少しでも個性のあるものを重ねるとバランスが崩れてしまうために、それはそれでとても繊細な調香になっていくものだと思いますが、この時代はフレッシュノートの比率が今よりずっと高く、フレッシュなまま消えていきます。逆に今では軽いアンバーウッディノートに軸が切り替わり、高濃度化が進みました。

ユニセックスと言う言葉が浸透してきた頃で、恋人が2人同じ香りをシェアするということも多かったことと思います。とても初心者に優しい、フレッシュフルーティーフローラルだったのでした。

(01/07/2021)

 

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