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Organza / オルガンザ


<香 調> トロピカルフローラル
<仕 様> レディース
<容 量> 30ml
<濃 度> EDP

トップ
ベルガモット、オレンジブロッサム、ガーデニア、ナツメグ
ミドル
ハニーサックル、チュベローズ、イランイラン、ジャスミン
ラスト
バニラ、アンバー、サンダウルッド、シダーウッド



1996年発売。Serge Manseauによる印象的なボトルで発売された香りで、調香はSophie Labbe。オーガンジーのドレスを着た女性のイメージのようですね。

 

 

香りの核はジャスミン、ガーデニアにバニラでフロリエンタルとなっています。調合香料にありがちなガーデニア系ジャスミンが主体で、華やかなドレスに似合う雰囲気になっています。生花のガーデニアとは全く違いますが、いわゆる、ガーデニア系の香水の中の1つですよね。ベースノートの中で効いているのはバニラよりもアンバーで、柔らかな甘さが肌に残ります。少しトロピカルな南国系フローラル。

(23/06/2011)

4年振りということで追記を。Harbest 2005はオリジナルボトルでインディアンジャスミン、2006からは限定ボトルでオレンジブロッサム、2007はエジプシャンジャスミン、2008と2009はサンバックジャスミン、2010はネロリと続いたシリーズですが、オリジナルは1996年でEdPでした。2011年になってようやくEdTが発売となったのですが、2004年にはFirst Lightというバージョンも限定発売されています。その他にもボトルの違うIndecenceが1999年に発売となっています。上記も以下もレヴューの内容は元祖のEdPバージョンです。

 

 

もともと少なからず着色をしていると思いますが、ガーデニア系に使用される香料の中には、時間と共に濃いオレンジ色へと変化していく香料が良く使用されます。でも、色の変化と香りはあまり関係がなく、オレンジブロッサムの明るくフレッシュなシトラスフローラル部分とガーデニアのまったりとした南国調のフローラルノートが重なり、それでも幾分トップはフレッシュに始まります。時間と共にガーデニアはジャスミン調へと変化して、アンバーバニラの効いたウッディノートと共に肌に落ち着きます。イランイランやチュベローズの印象はあまり強くはありませんが、やはり以前のレヴューのように南国調のフローラルブーケという部分だけは変わらず。照りつける日差しの中でも、比較的ドライな場所であれば、こうした少し濃厚なフローラルノートの方がその国らしさを感じられると思います。Guerlainで言えばMahora(Mayotte)のように・・・。

(08/05/2015)


■Harvest 2007 (2008年)

エジプト産のジャスミンアブソリュートを使用したハーベストシリーズ。

トップ:フルーティーノート、ハニーサックル、ネロリ
ミドル:オレンジブロッサム、ジャスミン、ガーデニア
ベース:ナツメグ、バニラ

ジャスミンのアブソリュートが全くわからないという調香で、オリジナルに加えてトップにストロベリーが香り、オリジナルに比べてガーデニアが減り、シトラスフローラルが強くなっています。これは甘さの少ないフレッシュなストロベリーでフルーティーフローラルとしてはとても可愛らしくて若い世代に似合いそうでステキだと思うのですが、如何せん、テーマに掲げた1番大きなジャスミンアブソリュートが全く香らないのはどうかと思います・・・。これではイチゴの乗っていないイチゴのショートケーキ。ハーベストシリーズではなく、普通にサマーバージョンとして発売した方が嘘偽りがなく馴染めたのではないでしょうか?

(23/06/2011)

 

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