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Yatis Iris / イザティス・アイリス


<香 調> フルーティーフローラル
<仕 様> レディース
<容 量> 50ml
<濃 度> EDT

トップ
ブラックカラント、ヴァイオレット、マンダリン
ミドル
ジャスミン、ローズ、チュベローズ
ラスト
アイリス、パチュリ、バニラ



2004年にYsatisの発売20周年を記念してつくられたフランカーで、調香はオリジナルと同じくDominique Ropionが担当。元祖のイザティスを知らないのでなんとも言えませんが、アイリスはあまり感じない香り。トップからスパークするのはブラックカラントとマンダリンです。この2つのとてもジューシーに広がり、ミドル以降はフルーティーさがひと段落するものの、基本はフルーティーフローラルのままでとても可愛らしい印象です。その香りの中に、ジバンシー独特の香りを感じますので、ジバンシーというブランドが好きで、他の香水をご愛用されている方にはいいんじゃないでしょうか。バニラも強くないので、通年で使えそうな香りです。

(16/07/2008)

 

 

このボトルを見ていて、昔のXeryusのボトルとデザインが同じだということに気づきました。この頃はこのデザインがいろいろな香りに使われていたのでしょう。

久しぶりに肌にのせた香りはやはりフルーティーフローラルでしたが、スイートノートが効いているため、フレッシュなタイプではなくスイートフルーティーフローラルとなっています。1つ1つのフローラルノートは明確ではなく、フルーツと共に可愛らしいテイストを形成しているのですが、今になって感じるのは現在の香りの強い柔軟剤系に通じる香りだということ。アイリスというよりもヴァイオレットに近い香りが強めに感じられ、フローラルノートに厚みを感じるのです。また、ヴァイオレット調の香りは様々なフルーツにも使われる香りですから、相性の良さも抜群で、フルーツとフローラルノートをつなげています。そして最後はフルーティーフローラルからヴァイオレットの効いたフロリエンタルへと変化して消えていきます。オリジナルはシプレ調だったようですから、20年後のその時代に合わせ、モダンに仕立てたフランカーだったのでしょう。

(13/07/2021)

 

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