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Goddess / ガッデス


<香 調> フローラルウッディ
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 50ml
<濃 度> 不明

トップ
ジャスミンabs、オスマンサスabs、ローズオットー、ニューカレドニアンサンダルウッド、ウード
ミドル
ラスト



2019年発売。天然香料のみで作られた香り。でも、残念なことにオフィシャルサイトのジャスミンabsとして紹介されている画像がジャスミンではありません。それは、セリンガ。

 

 

「ねぇ、聞いてよ、これ凄いリッチなオスマンサスアブソリュートが香るんだよ」と教えてくれた台湾の友人は、来日して100mlを10本買い求め、小分けにして送ってくれました。30、100mlのEdPが7,200、14,200円なのですが、品質からすると安いのです。それは本当にオスマンサスアブソリュートが香るから。でも、肌に乗せた瞬間はジャスミンアブソリュートに微かなウードを感じるフロリエンタルさで、オスマンサスは全然わからないじゃないか・・・と思っていたら一転、ミドル以降はオスマンサスアブソリュートが微かなウードと共に肌に残ったのです。これはリッチだ。グイグイと押しつけがましくなるアブソリュート感ではなく、ウッディなオリエンタルさを湛えた、ワイルドだけど華やかな香りで、合成香料を足すともっと美しく輝くのになぁ・・・と思うものの、これはこれでありだと思います。この残り香の中のオスマンサスアブソリュートを香っていたら、Jean Patouの1000に通じる部分を見つけてハッとしました。そうですよね、1000にも僅かながら使われていますから。

(12/03/2019)

 

 

今まで、キンモクセイは一年に一度だけ咲くと記憶していたのですが、ここ数年は気候の変化なのか、二度三度咲くという現象を体験するようになりました。気温が下がると花芽が膨らむのですが、急激な温度変化で付いていけない花芽が遅れて咲くのか、途中で気温が上昇することで、花芽の一部が成長を止めるのか。

今年は、9月末、10月半ば、そして三度目の開花が現在です。この香水は友人から小分けでいただいたものが5mlほどあったのですが、すっかりとそれを使い切り、フルボトルに。オスマンサスのアブソリュートがリッチに、でもワイルドに広がり、この季節にはたまらない香りです。ただ、風に漂う香りよりもずっとワイルドで、煮詰めたような酸味が特徴ですから、美しいというより荘厳な印象です。でも、これこそが本物なんだよなぁ。ジャスミンよりもローズよりもサンダルウッドよりも、少量でパワーを発揮するオスマンサス。これだけ香れば十分です。

(25/10/2019)

 

 

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