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Rush for Men / ラッシュ・フォー・メン


<香 調> フレッシュウッディムスキー
<仕 様> メンズ
<容 量> 50ml
<濃 度> EDT

トップ
ラベンダー、サイプレス
ミドル
フランキンセンス、シダーウッド、パチョリ
ラスト
オコウムウッド、サンダルウッド、グレイムスク



 

2000年発売の香りで、調香はAntoine MaisondieuとDaniela Andrierです。(サイトによってはAntoine Lieとしているサイトもありますが、Maisondieu氏の間違いです)前年に発売された同タイトルのペアフレグランスで、ガラスではなく強化プラスティックなボトルが当時ポップに映ったように思います。この香りが発売された当時のGucciというのはTom Fordがクリエイティブディレクターを務めており、乗りに乗っていた黄金時代です。彼によるRushの共通テーマはセックスドラッグとして有名な同タイトルの薬品で、快感を得るといういわゆる絶頂の香りとして作り出されたペアフレグランスでした。レディースは真っ赤なイメージでセンセーショナルでしたが、メンズもそうと言われればそのように見えるビジュアルで勝負してきました。ただ、小悪魔的だったレディースに対し、メンズの香りはとても柔らかだったのです。

そう、力強いセクシーさではなく、包み込むような柔らかさをウッディノートとムスクで表現したもので、この香りをご愛用されていた方も多いのではないでしょうか? 世界的に高値になってしまっている廃番品ですが、Gucciの製品の中ではとても秀逸な香りだと思います。大きな主張はなく、穏やかなウッディノートが続き、ムスクに包まれてて消えていくその様子は海外よりも日本人の方が好みそうなスタイルです。特に普段香水使っていなかった人たちも、これならば・・・と手を伸ばしたかもしれません。

総じて「ヒノキのようだ」と表現されることの多い香りですが、実際にはヒノキを使用しているわけではなくシダーウッドとサンダルウッドのコンビネーションです。そこに微かに竜脳(Borneol)を加えることでヒノキっぽい雰囲気になったのかもしれません。香りの中を泳ぐようにじっくり香るとフランキンセンスも顔を出しますし、アンバーグリスノートもアンバーウッディノートも入っていることがわかります。そして、この香りをメンズっぽくし立てている張本人がDihydromyrcenolなのです。メンズのフレッシュフレグランスに欠かせない香料なのですが、これが多すぎず少なすぎずな割合で組み込まれており、少し男性っぽいニュアンス・・・に留められているため、女性でも使える香りになっているのです。

比較的シンプルに構成されたフレッシュウッディムスクで、おおよその構成がわかりましたので、8月の調香体験セミナーで模倣レシピを公開したいと思います。作るのは30mlのEdTなのですが、15mlをEdTに、15mlをメントール入りのボディスプラッシュ(50ml)にしても良いでしょう。サンダルウッド好きな方も、シダーウッドが好きな方も、特におが屑のようなウッディノートが大好きだという方におススメの香りです。

(04/07/2012)

 

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