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L'heure Bleue / ルールブルー


<香 調> フロリエンタル
<仕 様> レディース
<容 量> 75ml
<濃 度> EDP

トップ
アニスシード、ベルガモット
ミドル
カーネーション、ヴァイオレット、ローズ、ネロリ、チュベローズ
ラスト
トンカビーン、アイリス、ベンゾイン、バルサム、バニラ



1912年発売。午後の日差しが黄昏の「青の時」にかわる時、それはパリの喧騒が静まっていき、静けさが増す時刻。第一次世界大戦前のこの黄昏があたりを青に変える頃に、よくジャックゲランが息子とともにチュイルリー宮に出かけていたそうです。けだるい夏の夕刻を表現した香り。大戦前の平和であったパリを象徴する「黄昏時」なのですね。その青の時を香りとして表現し、ジャックゲランの奥さんのリリーに捧げたそうです。奥さんがあまりに愛用していたから、周囲では「リリーの香り」と呼んでいたとか。

ルールブルーはコティのロリガンの影響を受けて、スイートフローラルにスパイスというフロリエンタルの原型を作りました。この香りは、ゲランの中でアルデヒド類を取り入れた最初の香りなのだそうです。香りをよりナチュラルにするために、ほんの少しだけ加えているのだそうです。

アルデヒドはホンの少しだけなのであまりみんな気づかないと書籍に書かれていたのですが、これはつけた瞬間は強く香ります。すぐに落ち着いて、グリーンとシトラスが強くなるなぁ。ガルバナムっぽさの中にフローラルが加わるので、少しパウダリーなヒヤシンスっぽい感じがします。次第にグリーンさが落ち着いてきて、パウダリーさが強くなります。もっとバニラが出てくるかと思ってたのですが、落ち着いた香りにまとまっています。あぁ、クラシックだけど好きな人は多いだろうなぁ、という香りです。さすがに若い人には似合わないのでしょうが、こういう香りが好きになってくると、また香りの幅が広がっていきますよね。年齢と共に食生活が和食中心になり、肉より魚になっていくように、自然とこういう香りに手が伸びて行くのかもしれません。

ジャルダンバガテールもそうですが、このボトルも75mlはEDPのみの展開のようです。トワレは50mlなのでしょうか。

(18/11/2006)


ベースノートはアイリスとゲランらしいオポポナックスベースがどっしりとしています。パウダリーで甘い樹脂香ですので、トンカビーンやベンゾイン、バルサムノートで形成されているわけですが、ゲランのシャリマーとかサムサラにも共通するオポポナックスベースの香り。アイリスは夜間飛行そのままで精油っぽいアイリスが香ります。(でも合成だと思いますが)夏の夕刻というよりも朝靄のような感じを受けるラストノートです。

( 08/10/2009)

追記です。模倣の調香をしてみたら、意外にもシナモンが強く出ていることがわかりました。シナモンとカーネーションのクローヴがスパイシーにトップを形成しています。そこからは核となっているヘリオトロープとヴァイオレット、アイリスが、トンカビーンとムスクとバニラと共に甘くパウダリーな香りへと変化して落ち着きます。ムエットで感じるのはヴァイオレットよりもアイリスです。調香にはないのですが、スエード系のレザーノートも入っているような気がします。

(12/08/2010)

 

 

オールガラスのストッパーというヴィンテージが一番左のボトルです。右からMitsoukoの7.5ml、15ml、30ml・・・となると、そう。このL'heure Bleueは75mlのパルファムなのです。しかも、ラベルは全てGuerlain Parisとあるものなのですが、このボトルにはParisの文字がありません。こんなラベルの時代があっのかと、ゲランコレクターとして有名なムッシュウゲランさん(実名ではなくハンドルです)にお聞きしたところ、時代までは特定できないものの、古き良き時代のものだとのこと。今よりずっと品質が良かった頃だと。香りは今のL'heure Bleueに通じる部分が多いものの、やはりどこか濃厚でどっしりとしています。時間を見つけてじっくりと肌で試してみたいと思います。

(11/01/2018)

 

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