1997年に発売されたメンズには珍しいEDP。甘さもあるからオリエンタルだし、ラストはウッディなのですが、個人的にはオリエンタルフルーティーウッディといいたいくらいにフルーティーさがあります。50種類ものエッセンスを配合したフレグランスです。パリのセフォラ本店で購入したんですけど、ちょうど売り出し中だったみたいでコーナー展開をしてまして、

トワレとパルファムどっちがいいですか?

と聞かれ、EDPが男性用だったことに気づいたのですが、メンズでEDTとEDP両方出してるのって珍しいですよね。珍しかったのでEDPを購入したら、250mlのシャワージェルをプレゼントしてくれました♪ 奥から引っ張り出してきたから、ひょっとしたら全員に配布してたものではないのかもしれないです。

肝心な香りはというと、サマーフレグランス以外でシトラスではないフルーティーさが前面に出ているメンズフレグランスはこれまた珍しく、数個しか思い当たりません。ラスベガスのホテル「シーザーズ」が出してる「シーザーズメン」に似てるのかな。 後はフルーツの系統が違いますがエスカーダのセンティメントプールオムもトップにフルーツですね。ソニアリキエルのリキエルオムグレイなんかもこの系統です。トップのフルーティーさはこれはなんなんでしょうね。ブラックカラントの甘酸っぱさにレモンが加わるとこんな感じになるのかなぁ。ライムのジューシーさにもう少し甘みを足した感じかなぁ。独特ですよ、ホントに。で、トップのフルーティーさがひと段落して落ち着き始めるとウッディの主張が強くなってきてラストまで続いていきます。でも、フルーティーさは結構続きますよ。トンカビーン、バニラ、アンバーなんかの甘さはベタベタした感じではなくて、ベースの一部程度のものになってますので、夏以外は使えそうですね。

かなりのお気に入りフレグランスで、ボディジェルもしっかり使っています。やはりライン使いすると香りの持続もよく、特にEDPですからうっすらとでも長く香り続けます。他になかなか類を見ない香りですから、見かけたら試香しておくと良いかもしれません。

(30/10/2006)