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Helmut Lang men / ヘルムートラング メン


<香 調> ウッディムスク
<仕 様> メンズ
<容 量> 50ml
<濃 度> EDC

トップ
オレンジブロッサム、ベルガモット、レモン
ミドル
ペッパー、ベチバー
ラスト
シダーウッド、フランキンセンス、サンダルウッド、レザー



2000年発売の初フレグランス。メンズはEDCでレディースはEDPです。もちろん、香りも違います。国内サイトで検索すると、EDCでレディースになっているサイトがありますが、間違いですね。しかも、香りの説明も香調もレディースのものだったりするので全くあてになりません。メンズのこのコロンはメンズ寄りの石鹸香です。石鹸の香りはフローラルが多いですが、フローラルの代わりにウッディ系を入れた石鹸っぽい香りですね。ただ、ラストは石鹸ぽさよりもウッディが残ります。サンダルウッドを活かした少しパウダリーなテンダーウッディといったところでしょうか。コロンの割には比較的香りが持続するので(香料的にもわかりますが)EDT感覚で使えると思います。

何かに似てるかと思ったら、イタリアのブランドでCASHAN(キャシャーン)というのがあるのですが、そこのサウダージというのから甘さを少し抜いた感じがします。ヘルムートラングはとても流通が狭く限られているようです。

(30/10/2006)

 

メンズのコロンだったよね? と記憶を手繰り寄せて香ると、トップではとても豊かなシトラスがコロンらしく広がりましたが、香りはすぐにおが屑香へとスライドします。トップがシトラスノートで、ミドルはウッディノート、ベースにはたっぷりのムスクがあるという骨格で、上記で触れているように、オーデコロンのフローラルノートやアロマティックなハーブ類を全てウッディノートに置き換えたという香りで、ウッディノートの中には精油感を感じる部分もありますし、合意せ香料の軽やかさもあります。シダーウッドは精油で、サンダルウッドは合成香料なのでしょう。ベチバーの存在感は強くはなく、主体はサンダルウッドとシダーウッドにあります。そこに香ばしさとしてのアクセントにベチバーが、金属的なアクセントとしてレザーが香る程度で、とてもシンプルなウッディムスクとなって落ち着きます。

ユニセックスで使えると言えば使えるのですが、決してフェミニンではないウッディムスクで、押しつけがましい主張がない分、穏やかで親しみやすいラストを迎えます。

残念ながらオフィシャルサイトでの販売も終了し、市場では復刻品もプレミア価格となってしまっているようです。

(29/12/2021)

 

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