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Hermetica / エルメティカ




Sampleレヴュー

Memo ParisのJohn、Clara Molloy夫妻が手がける3つ目のブランド。調香師はもともと薬剤師であり、錬金術師であったことから、錬金術の名を冠するブランドがたくさんありますが、Hermeticaも錬金術師の祖であり、Hermes Trismegistusから名付けられたそう。

全てがアルコールフリーであるのが特徴で、13種の香りをSymriseのPhilippe Paparella-ParisとMemo Parisを手がけているAlienor Massenetが担当。InnoscentというSymriseの特許技術使用したもので、近年増えているアルコールフリーのフレグランスの1つ。マイクロカプセルに香料を閉じ込めることで、近年の柔軟剤にあるようにこするとカプセルが弾ける原理で持続性を高め、且つ香水の持つ揮発性を制限することで常に同じ香りが広がるようになっています。だから、トップやミドル、ベースがなく、常に同じなのです。それも柔軟剤と同じですよね。近年ではAnna SuiのForbidden AffairなどにもCyclodextrin (シクロデキストリン)が使用され、トップノートが何度も現れる(カプセルが弾けて香りが広がる)というパラレルな効果を狙った商品も発売されています。

 

 

アルコールフリーの利点は、イスラム教のようにアルコールが禁じられている国でも販売できること。アルコールに弱い肌の方でも使用できること。最初から最後まで同じ香りのため、香りの確認が簡単なこと。そして危険物扱いではないことが挙げられます。逆に難点は柔軟剤のように感じられること。そして香りが変わらないため、どうしても単調になりがちだということ。この単調さを解消するためなのか、このブランドでは全てに重ねられるSource1という香りを用意し、あれこれと組み合わせて重ねることで錬金術のように反応して自身の香りになる、としています。残念なことに1つ1つの香りには特別なストーリーがなく、フローラル、ウッディ、オリエンタル、グリーンの4種にカテゴライズされているだけです。

50、100mlのEdPが100、150ユーロで、100mlのリフィルは95ユーロ、サンプルセットは25ユーロです。Source1のみ125、175ユーロとなっています。国内価格は50、100mlが16,500、23,100円と割高ですが、フランスのオフィシャルサイトから購入すると、100mlであればDHLで送料無料です。50mlの場合は37ユーロかかりますので100mlの方がお得です。(04/11/2020)

 

レヴュー済みのものはタイトルにリンクあり
Tonkandy (2023年)
Pomeloflow (2023年)
Appear (2022年)
Macomba (2022年)
Figfever (2021年)
Peonypop (2021年)
Lavincense (2021年)
Ivyme (2020年)
Woodysandal (2020年)
Redmoon (2019年)
Darkoud (2019年)
Amberbee (2018年)
Cedarise (2018年)
Greenlion (2018年)
Jade888 (2018年)
Megaflower (2018年)
Multilotus (2018年)
Patchoulilight (2018年)
Rosefire (2018年)
Sandalsun (2018年)
Source1 (2018年)
Speiceair (2018年)
Vaninight (2018年)
Verticaloud (2018年)


Official >>> 英語、フランス語 ※International shipping 〔OK〕
Shopping >>> Twisted Lily (USA)、First in Fragrance (Germany)※International shipping 〔OK〕
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