2009年発売のProfumo_e_gusto_in_libertaというシリーズの1つ。

最上級を意味する語尾を激しく羅列したタイトルですので、ものすごいアクアくらいの意味なのですが、アクアノートだけではなくてジャスミンとグリーンティーを入れて、浜辺のカフェっぽいイメージに。もともとこれは彼女の誕生日に著名なシェフClaudio Sadlerが海の見えるレストランで腕を振るってくれた際の思い出の景色というかイメージのようです。

香りはCaloneのような典型的マリーンノートが主体で、潮っぽいその香りに軽い軽いフローラルノートが軽やかに重なっています。シンプルだけど清々しくて透き通る風のように香っています。これは似たような香りだったり、もっと凝った香りをたくさんのブランドが世に送り出してきた香りに近いので、目新しさは感じないのですが、他の商品たちとの違いはその潔いほどのシンプルさだと思います。着飾るための香りではなく、飽くまでもその場所を思い出すだめのツールという雰囲気で、夏の午後を海の見えるレストランで、潮風を感じながらゆっくりと過ごす、そんなひと時を楽しまれたことがある方なら、「あの場面に良く似合う」と思う節があるのではないでしょうか。

(18/10/2012)