2012年4月に発売となった2つ目のチューリップは黄色のチューリップとなりました。Acqua di Parmaのオリジナルコロンに似ているとの評価もありますが、彼女の最初のチューリップをもっとモダンなコロン風にした感じで作られたもののようですよ。いえ、濃度はなんと25%もあるんですよ!! パルファム濃度でもEdPにしかならないのが軽い香料ゆえの仕組み。きちんと持続するためには25%が必要だったのでしょう。

キリッとジューシーなシトラスノートが弾けると、ビターなシトラスピールと共にハーブが香りだします。バジルはリナロールタイプではないので食べる葉そのものの香りではなく、アニス調の甘さを持っています。そのバジルの精油とシトラスノートにローズマリーが重なっているというとてもシンプルな香りなのですが、その他にも軽くてシンプルなフローラルノートとムスクはあるようで、ラストノートはベチバーのようなウッディノートが肌に残ります。このラストノートはガルバナムとベチバーのコンビネーションに似ていて、オークモスのないSisleyのEau de Campagneのような感じにも思えてきます。Acqua di Parmaとの大きな違いはラベンダーがないこと。こちらの方がよりユニセックスで、パシャパシャと使えるシトラスアロマティックな香り。