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Tihota / ティオト


<香 調> グルマン
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 50ml
<濃 度> EDP

トップ
ムスク、バニラ、トンカビーン
ミドル
ラスト



ポリネシア語でシュガーを意味する言葉で、香りはシンプルなバニラ。ポリネシアの陽射しの元で輝くシュガーとムスクの肌。調香はFrancis Kurkdjian

 

 

多分、とても高価な最上級のバニラを使用しているのだと思われますが、バニラリキュールの香りです。バニラの甘さだけではなくて肌に乗せるとバニラの鞘のちょっとほろ苦さというか鞘を手で触った時の香りがします。でも、バニラポッドを粉砕してホホバオイルに漬け込んだものもこういう香りの系統なので、あえて250ドルを払って買うべきものではないかなぁ・・・と思ってしまうのも事実です。甘さが強いわけではなくて少し渋いバニラになっています。

(11/07/2008)


確かに再販品も初回分と似ていてバニラアブソリュートのそのままの雰囲気を大切にして作られています。バニラリキュールをそのまま香水にした、という印象なのですが、スモーキーなリキュール部分は持続をせずに消えていきますので、やはりアブソリュートだけではなくバニリンを付加して分かりやすくしているんでしょうね。ミドルからラストはムスクが強くなり、甘く柔らかな香りが続きます。このムスクで包んだあたりをシュガーのように表現したのかもしれませんが、香りはやはりバニラであってシュガーには感じられません・・・。バニラは温かな香りですから相反するのですが、少し冷たさが感じられたらシュガーなのかなぁ、と思ってしまったのですが、それはそれで調香が難しいですよね。

(03/12/2013)

 

 

フルボトルでの再レヴューとなります。ボトルキャップが現行品と違うのは、おそらくテスター使用だからなのでしょう。大きく印象は変わっておらず、バニラアブソリュートにバニリン、エチルバニリン、クマリンを加えてアブソリュート感を感じさせつつ、たっぷりのムスクで持続をさせた、というのが全体像です。とにかくたっぷりのムスクが使用されているのが特徴で、EdPながら濃度は30%近くあるそうです。完全なパルファムですが、今の時代は高濃度のEdPが増えてきましたので、その流れの中では違和感なく使える、持続の良いEdPといったところ。時間と共にスイートムスクへと変化していきますが、バニラとムスクという組み合わせが軸であれ、そこがブレないことで、グルマンファンに支持されていることがわかります。

上記の画像は、レユニオン島のバニラ農園で購入したバニラビーンズのパウダーと、セミドライのバニラビーンズ、そしてマダガスカル島の農園で購入したバニラビーンズをTihotaに合わせて撮影したものです。

(07/01/2019)

 

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